クレフィ「どんな車でも10万円で買い取ります」という広告を見て、期待と不安を同時に感じていませんか。
年式が古い車、走行距離が10万kmを超えた車、車検が切れた車は、通常の買取店では値段が付かないと言われがちです。しかし、廃車にするにも費用と手間がかかるため、少しでもお金に変えたいと考えるのは自然なことでしょう。
実は「どんな車でも10万円」という広告表現には、ほとんどの場合で細かい条件が隠れています。条件を知らないまま申し込むと、想定外の減額や追加費用の請求につながる恐れもあります。
この記事では、10万円買取の本当の意味と、どんな状態の車でも査定を受けられるおすすめ業者6社、失敗しない選び方をわかりやすく解説します。読み終えるころには、あなたの愛車をもっとも高く手放す方法がはっきり見えてくるはずです。
どんな車でも10万円買取を保証する買取業者は存在する?


まずは「10万円買取」という広告の仕組みを、正しく理解しておきましょう。ここでは金額の保証があるのかどうかと、実際に頼れる業者の有無を整理します。
結論:どんな車でも10万円で買取する業者は存在しない
残念ながら、車の状態を問わず一律で10万円を保証してくれる買取業者は見当たりません。
車の値段は、年式や走行距離、車種の人気、事故の有無など複数の要素で決まるからです。同じ「古い車」でも、軽自動車と輸入車では部品としての価値も輸出先での需要もまったく違います。もし無条件で10万円を出し続ければ、価値の低い車が集まった時点で会社の経営が成り立たなくなるでしょう。
広告で金額が大きく書かれている場合、次のような条件が付いていることがほとんどです。
- 新車の購入が前提
- 対象の車種や年式が限定
- 自分で走れる車のみ
- 期間限定のキャンペーン
中古車の売却をめぐる相談は、国民生活センターにも数多く寄せられています。金額の大きさだけで決めず、適用される条件を細かく確かめてください。
ただし、どんな車でも買取してくれる業者は存在する
金額の保証はなくても、他店で断られた車を引き取ってくれる業者はきちんと存在します。
動かない車や事故車でも、部品や鉄の資源として再び使えるためです。さらに海外では、日本車の中古部品に高い需要があります。国内で価値がないと判断された車が、輸出先では立派な商品として扱われる場合も少なくありません。
こうした業者は、レッカー代や書類の代行費用を無料にしていることが多く、持ち出しゼロで手放せます。10万円という金額こそ約束されませんが、複数の会社に査定を出せば手取りが伸びる可能性は十分あるでしょう。
まずは無料の査定を使って、愛車の本当の価値を確かめてみてください。
どんな車でも査定を依頼できるおすすめ車買取業者6選


ここからは、状態のよくない車でも相談しやすい買取サービスを6つ紹介していきます。廃車寸前の車を得意とする専門店から、業者どうしを競わせるしくみまで幅広く選びました。
そもそも「どんな車でも10万円」という広告が生まれた背景には、中古車買取と廃車買取のちがいが関係しています。中古車として売れない車であっても、部品や鉄などの資源としては価値が残るためです。
とはいえ、その価値は車種や車体の重さ、輸出先での人気によって大きく変わってきます。だからこそ一律10万円という約束はできず、実際に車を見てもらうまで金額はわかりません。
今回この記事でとりあげるのは、多くの利用者から支持を集めている次の6つのサービスです。
選ぶときの目安になるのは、愛車がまだ中古車として走れる状態かどうかという点です。走行に問題がなければ一括査定やオークション、そうでなければ廃車を得意とする専門店が向いています。
それぞれ強みが違うため、表を見ながら自分に合いそうな2〜3社を選んでみてください。1社だけの査定では、提示された金額が高いのか安いのかを自分では判断できないためです。
カーネクスト


他社で「値段はつきません」と言われた車なら、まず相談したいのがカーネクストです。事故車や動かない車であっても、原則0円以上での買取を公式サイトで宣言しています。
| 運営会社 | 株式会社カーネクスト |
| 買取の形式 | 買取店へ直接依頼 |
| 対応エリア | 全国 (一部の離島を除く) |
| 査定料 | 無料 |
| 追加費用 | 無料 引き取り・レッカー・ 廃車手続きも無料 |
| 事故車・不動車 | 原則0円以上で買取 |
| 営業電話 | 1社のみ |
| 強み | 提携13,000社以上の 独自の販売ルート |
| こんな人におすすめ | 他社で断られた車がある 費用をかけずに手放したい |
カーネクストの強みは、全国13,000社以上の自動車関連事業者とつながっている独自の販売ルートです。国内で再販できない車でも、海外への輸出や部品、鉄などの資源として価値を見つけてくれます。
費用の面もとてもわかりやすく、査定料や引き取りの費用、レッカー代は一切かかりません。面倒な廃車手続きも無料で代行してもらえるほか、自動車税の還付手続きにも対応しています。
実店舗を持たない運営スタイルのため、人件費や家賃といったコストをおさえられます。そのぶんを買取価格に回せるので、10年落ちや10万キロ超えの車にも値段がつきやすくなるのです。
車の引き取りに立ち会えない方であっても、日時を相談すれば柔軟に対応してもらえます。土曜日の引き取りにも動いてくれるため、平日は仕事で動けない方にも使いやすいでしょう。
電話一本で査定額を聞ける手軽さも、忙しい方にとってはうれしい魅力といえるでしょう。ただし契約後のキャンセルには決まりがあるため、申し込む前に条件をたしかめておくと安心です。
MOTA


業者どうしを競わせて少しでも高く売りたい方には、MOTA車買取という選択肢があります。電話の少なさと高額査定という2つを両立させた、新しいタイプの一括査定サービスです。
| 運営会社 | 株式会社MOTA |
| 買取の形式 | 事前入札型の一括査定 |
| 対応エリア | 全国 |
| 査定料 | 無料 |
| 追加費用 | 無料 利用料もかからない |
| 事故車・不動車 | 買取店によって異なる |
| 営業電話 | 査定額が高い上位3社のみ |
| 強み | 最大20社が入札 最短3時間で査定額を確認 |
| こんな人におすすめ | 競争させて高く売りたい 電話は最小限にしたい |
申し込みをすると、最大20社の買取店がネット上で概算の査定額を入札してくれます。そのうち査定額が高かった上位3社だけが、あなたに連絡をしてくるという決まりです。
査定額は最短3時間ほどで、会員登録なしの専用ページから確認できるようになります。何十社もの電話に追われることなく、金額を見くらべてから交渉相手を選べる点がうれしいところ。
入札に参加した4社目以降の金額についても、Web上でチェックすることができます。相場のはばが目で見てわかるので、提示された金額が妥当かどうかを冷静に判断できるでしょう。
申し込みをするときは、車の写真や装備の情報をできるだけ多く入力しておいてください。判断の材料がふえるほど、買取店は自信を持って高い金額を提示しやすくなるためです。
実際の査定で金額が下がることもあるため、傷や修復歴については正直に伝えましょう。あとから減額されるよりも、最初から正しい情報で勝負したほうが結果的に得をします。
ただし、買取店を自分の希望どおりに指名することはできない点に注意しておきましょう。地方に住んでいたり車が古かったりすると、3社そろわないケースもあると覚えておいてください。
カーセブン


初めて車を売るという方でも安心して使えるのが、全国に展開しているカーセブンです。株式会社カーセブンディベロプメントが運営する、車の買取と販売のフランチャイズチェーンになります。
| 運営会社 | 株式会社カーセブン デジフィールド |
| 買取の形式 | 買取店へ直接依頼 (フランチャイズ) |
| 対応エリア | 全国 |
| 査定料 | 無料 |
| 追加費用 | 無料 キャンセル料もかからない |
| 事故車・不動車 | 店舗によって異なる |
| 営業電話 | 1社のみ |
| 強み | 契約後の減額なし 7日間はキャンセル無料 |
| こんな人におすすめ | 初めて車を売る 契約後のトラブルが不安 |
注目したいのは「買取安心宣言」という、利用者に向けた5つの約束が示されている点です。契約後の減額なし、車の引き渡しから7日間はキャンセル無料といった内容が明記されています。
お金の受け取りが早いところも、けっして見逃すことのできない大きなポイントでしょう。条件はあるものの、契約した当日に契約金の半額を前払いしてもらうことが可能になります。
キャンセルの連絡は電話一本で完了し、しかも料金は一切かからない決まりになっています。車の売却はクーリング・オフの対象外なので、この約束はとても心強いといえるでしょう。
実際にお店へ足を運べば、担当者と顔を合わせながらじっくり相談することもできます。専門用語をかみくだいて説明してくれる対応も評価されており、車にくわしくない方でも安心です。
買い取った車を自社の店舗で直接販売するしくみのため、余分な流通コストがかかりません。全国に展開するチェーンとして初めて、JPUCの適正買取店に認定された実績もあります。
一方で、フランチャイズという形をとるため、店舗によって対応に差が出ることもあります。口コミや評価を確認したうえで近くの店舗を選ぶようにすると、失敗しにくくなるでしょう。
楽天Car車買取


楽天のサービスをふだんから使っている方であれば、楽天Car車買取が向いています。全国の中古車販売店が競い合って入札する、オークション形式を取り入れたサービスです。
| 運営会社 | 楽天グループ株式会社 |
| 買取の形式 | オークション形式 |
| 対応エリア | 全国 |
| 査定料 | 無料 車両検査も無料 |
| 追加費用 | 成約手数料22,000円(税込) 検査後のキャンセル 10,000円(税込) |
| 事故車・不動車 | 対象外となる車種もあり |
| 営業電話 | 楽天からのみ |
| 強み | 2,000社以上が参加する オークション |
| こんな人におすすめ | 楽天ポイントをためたい 電話のやりとりを減らしたい |
2,000社を超える販売店が入札に参加するため、一般的な相場より高くなる可能性があります。オークションが開かれるのは毎週2回、火曜日と金曜日という決まったスケジュールです。
最低希望落札価格は自分自身で決められ、その金額に届かなければ無料で辞退できます。納得できない値段で手放してしまう心配がないのは、大きな安心材料といえるでしょう。
車の検査から出品、書類の手続き、陸送にいたるまで、すべて楽天が代行してくれます。費用は成約したときの22,000円のみですが、検査後にやめる場合は10,000円が必要です。
売却が決まると楽天ポイントがもらえるキャンペーンも、あわせて用意されているのです。値段が競り上がっていく様子をパソコンやスマホから見られるのも、このサービスならではの楽しみ方。
ただし、成約したあとのキャンセルはできない決まりになっているので注意しましょう。最低希望落札価格を決めるときは、本当にその金額で手放してよいかをよく考えてください。
車高く売れるドットコム


できるだけ早く車を現金に変えたい方に向いているのが、車高く売れるドットコムです。東証プライムに上場している株式会社マーケットエンタープライズが運営しているサービスになります。
| 運営会社 | 株式会社マーケットエンタープライズ (東証プライム上場) |
| 買取の形式 | 買取店へ直接依頼 (ネット型) |
| 対応エリア | 全国 |
| 査定料 | 無料 |
| 追加費用 | 無料 出張料もかからない |
| 事故車・不動車 | 相談可 (断られる場合もあり) |
| 営業電話 | 1社のみ |
| 強み | 最短で申し込み当日の 出張査定 |
| こんな人におすすめ | 早く売って現金にしたい 何度も査定を受けたくない |
店舗を持たないネット型の買取を選び、販売もネットや独自のルートで行う仕組みです。人件費や店舗の運営費をおさえた分を買取価格に回している点が、大きな特徴といえます。
買取の方法については、出張買取と店頭買取、オンライン買取の3つから自由に選べます。写真と電話だけで話を進められるため、休みの日をまるごと潰してしまう心配もありません。
スピード感も大きな持ち味であり、最短では申し込んだ当日の出張査定にも対応します。買取が決まったあとの入金も早いため、乗り換えの資金をすぐ用意したい方には心強い味方でしょう。
創業から19年以上にわたり、総合買取で積み上げてきた利用実績は900万人を超えています。上場企業が母体という安心感は、大きな金額をあつかう車の売却で見逃せない条件です。
車以外の不用品もまとめて査定に出せるのは、総合買取を扱う会社ならではの利点です。ただし廃車に近い状態の車は、場合によって断られることもあると理解しておいてく
グーネット買取


しつこい営業電話が苦手だという方に向いているのが、グーネット買取というサービスです。中古車情報サイト「グーネット」を運営する株式会社プロトコーポレーションが手がけています。
| 運営会社 | 株式会社プロトコーポレーション |
| 買取の形式 | 買取店を選べる プラットフォーム |
| 対応エリア | 全国 |
| 査定料 | 無料 |
| 追加費用 | 無料 利用料もかからない |
| 事故車・不動車 | 買取店によって異なる |
| 営業電話 | 自分が選んだお店のみ |
| 強み | 過去30万台のデータで 相場がわかる |
| こんな人におすすめ | 電話ラッシュを避けたい まず相場を知っておきたい |
グーネット買取の特徴は、連絡を取る買取店を自分自身で決められるという点にあるでしょう。一般的な一括査定のように、申し込んだ直後から何社もの電話が鳴りつづけることはありません。
過去30万台にのぼる取引データをもとにした、買取相場を調べる機能も用意されています。おおよその金額を知ってから査定へ進めるので、安く買いたたかれる不安がへるはずです。
さらに2026年4月からは、新しく「事前査定」というサービスの提供も始まりました。独自の基準で選ばれた最大3社とだけ交渉でき、代金の未払いを防ぐしくみも無料で利用可能です。
グーネットには、これから中古車を買う側にとって役立つ情報も豊富にそろっています。乗り換え先の相場を同じサイトで調べられるので、売却と購入をまとめて考えたい方にも便利です。
お店ごとのレビューや得意な車種も確認できるため、相性のよい一社を見つけやすくなります。自分のペースでじっくりと売却を進めたい方には、うってつけのサービスだといえるでしょう。
どんな車でも10万円買取を目指すための業者の選び方


手元に残る金額を増やすには、業者を選ぶ基準を持つことが欠かせません。ここでは、申し込む前に確かめたい6つの視点を紹介します。
利用者の口コミや評判を確認する
実際に売った人の声には、広告だけでは見えてこない情報がふくまれています。金額の高さ以外にも注目すべき点があるので、順番に見ていきましょう。
口コミを読むときに、特にチェックしておきたいのは次の4つになります。
- 連絡のしつこさ
- 入金までの日数
- 説明のわかりやすさ
- 引き取り当日の対応
よい評価と悪い評価の両方に目を通すと、その業者の実像がつかめてきます。不満が特定の店舗だけに集まっている場合もあるため、地域の名前を添えて調べるとより正確でしょう。
JPUCに加盟している業者を選ぶ
安心して取り引きできる相手かどうかを見分けるには、業界団体への加盟が一つの目安です。
JPUCは、車の買取業界を健全にする目的で2014年につくられた団体です。正式には一般社団法人日本自動車購入協会といい、契約書のひな形づくりや相談窓口の運営を担っています。
なかでも「適正買取店」に認定された店は、研修を修了したスタッフの在籍や電話の回数制限といった基準を満たしています。認定を受けた店は公式サイトで一覧を見られるため、申し込む前に名前をさがしてみてください。
契約後の減額がない業者を選ぶ
車の売却でもっとも多いトラブルが、契約したあとに買取の金額を下げられる減額です。しかし、事前にきちんと確認しておけば、こうした減額の多くはふせげるでしょう。
引き渡しのあとに「傷が見つかった」と伝えられ、金額を下げられる例が知られています。契約の前には、減額があり得るのか、どんな条件で起こるのかを書面で確かめておきましょう。
カーセブンのように、減額を一切しないと明言している業者なら安心感が違います。口頭の約束ではなく、契約書に書かれた文章で判断することが大切です。
名義変更などの手続き費用を確認する
車を売ったあとには、いくつかの手続きが必要になります。費用の扱いは業者ごとに差があるため、注意しましょう。
名義変更や抹消の登録が遅れると、翌年の自動車税が自分に請求される恐れもあります。多くの業者が代行してくれますが、費用の扱いは違うため、次の3点は必ず聞いておきましょう。
- 代行の費用があるか
- 手続きが終わる時期
- 完了を知らせる方法
無料で代行し、終わったら連絡をくれる業者を選べば、あとから困ることはありません。
レッカー費用がかからない業者を選ぶ
エンジンがかからない車や車検が切れた車は、自分で運転して買取店へ持ち込めません。そのため、運搬にかかる費用をだれが負担するのかを、先に確かめておきましょう。
レッカーや積載車を手配すると、実費なら1万円を超える場合もあります。せっかく買い取ってもらえても、運搬代を引かれては手取りが減ってしまうでしょう。
カーネクストや楽天Car車買取のように、引き取りを無料で行う業者を選べば負担は生じません。ただし離島や特殊な条件では対象外となることもあるため、申し込みのときに住所を伝えて確認すると確実です。
全国に対応している業者を選ぶ
住んでいる地域によって、査定を依頼できる業者の数や条件は大きく変わってくるものです。
地方や郊外では、近くに買取店がないことも珍しくありません。全国に対応する業者なら、出張の査定や引き取りを同じ条件で受けられます。
対応するエリアが広いほど競争がはたらき、査定の金額も上がりやすくなるでしょう。全国対応のサービスを2社から3社えらび、金額を比べる方法がもっとも確実です。1社だけで決めると、相場より安く手放す結果になりかねません。
どんな車でも10万円以上の買取を目指すコツ


金額が保証されていなくても、売り方を工夫すれば10万円に届く可能性は高められます。ここでは、専門の知識がなくても実行できる10のコツを順番に紹介します。
一括査定で複数社の見積もりを比較する
手元に残る金額を増やす方法として、もっとも効果が大きいのが相見積もりの取得です。
車の値段は、業者によって大きく変わります。得意な車種や、そのとき集めたい在庫が会社ごとに違うためです。1社だけの査定で決めてしまうと、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。
同じ車でも、比べただけで数万円の差が出るケースは珍しくないでしょう。MOTAや楽天Car車買取のように複数社が入札する仕組みを使えば、電話の数をおさえながら競争させられます。最低でも2社から3社には声をかけてください。
査定を断ることに気が引ける方もいるかもしれません。しかし査定はどこも無料で、断ってもお金は一切かかりません。連絡が続くのが気になる場合は、申し込みの時点で希望の連絡時間を伝えておくと安心です。
査定前に車の状態を正確に把握する
自分の車の状態を先に知っておくと、査定の場で落ち着いて話を進められます。
申し込む前に確認しておきたいのは、次の4点です。
- 走行距離
- 車検の残り期間
- 傷やへこみの場所
- 修復歴の有無
不具合を隠すのはおすすめできません。あとから見つかれば、減額やトラブルの原因になります。むしろ正直に伝えたうえで整備の記録簿を見せると、ていねいに乗ってきた証拠として評価される場合もあるでしょう。
車検証と整備の記録簿は、申し込みの前に手元へ出しておきましょう。型式や初度登録の年月をたずねられる場面が多く、すぐ答えられれば話がスムーズに進みます。
純正パーツを査定時に提示する
社外品に交換している方は、外して保管している純正の部品も用意しておきましょう。
中古車の市場では、純正の状態に近い車ほど買い手が付きやすい傾向にあります。ホイールやマフラー、カーナビなどを取り替えていても、純正品がそろっていれば元に戻せるからです。
物置にしまったままの部品があれば、査定の日にまとめて見せてください。取扱説明書やスペアキーも同じで、そろっているだけで金額が上がることがあります。純正品は捨てずに保管しておくのが得策といえます。
社外品のほうが高く売れると考える方もいますが、買取の現場では逆に評価が下がる例が目立ちます。改造の内容によっては、元に戻すための費用を差し引かれることもあるでしょう。
中古車需要が高まる時期に売却する
車は売る時期によっても評価が変わります。需要が増えやすい月を、あらかじめ知っておきましょう。
| 時期 | 一般的に言われる傾向 |
| 1月〜3月 | 新生活と決算が重なり 在庫を集めたい店が増える |
| 9月 | 中間決算に向けて 買い取りに力が入りやすい |
| 4月〜5月 | 需要が落ち着き 値が付きにくくなりやすい |
販売店は決算に合わせて在庫をそろえるため、買い取りの姿勢が積極的になります。買い手が増える時期なら、査定の金額も上がりやすくなるでしょう。
ただし古い車は、日々価値が下がっていきます。何ヶ月も待つのは逆効果になりかねません。数週間の調整で済むなら、需要期に合わせる価値は十分あります。
特に3月は、名義変更や登録の手続きが混み合う時期です。月末に近づくほど引き渡しの日程が取りにくくなるため、早めの申し込みを心がけましょう。
古い車は廃車買取の専門業者にも査定を依頼する
一般的な買取店で断られた車でも、専門の業者なら値が付くことがあります。
廃車をあつかう業者は、部品や鉄の資源、海外への輸出といった販路を持っています。走らせて売ることを前提にしていないため、通常の店とは評価の基準がまったく違うのです。
カーネクストのように、原則0円以上での買取をかかげるサービスも存在します。一般の買取店と専門の業者の両方に査定を出し、高いほうを選ぶのが賢い進め方でしょう。
依頼するときは、レッカー代と書類の代行費用が無料かどうかを最初に確かめてください。引き取りの費用をあとから請求されると、せっかくの買取代金が目減りしてしまいます。
売却を決めたら早めに査定へ出す
迷っている間にも、愛車の価値は静かに下がり続けています。
中古車の相場は、年式が1年古くなるだけで動きます。走行距離も、3万km・5万km・10万kmといった節目を超えると評価が下がりやすいと言われています。
車検が切れる前に動けば、残っている期間を金額へ反映してもらえる場合もあるでしょう。「もう少し乗ってから」と先延ばしにするほど、手取りは減っていきます。売ると決めたら、その週のうちに査定を申し込んでください。
車検が切れた車は公道を走れないため、査定や引き取りの方法も限られてきます。期限が残っているうちなら選べる業者の幅が広がり、金額の面でも有利に働くでしょう。
査定前に車内を清掃する
掃除だけで金額が跳ね上がるわけではありませんが、査定員に与える印象は確実に変わります。
手入れの行き届いた車は、大切に乗られてきたと判断されやすくなります。前日にやっておきたい作業は次のとおりです。
- ゴミや私物を出す
- 掃除機をかける
- 窓や鏡をふく
- においを取る
特ににおいは、はっきりと減額の対象になる項目です。たばこやペットのにおいが残っていると、消臭の費用を差し引かれる場合もあります。当日あわてないよう、前日までにひと通り片づけておきましょう。
できる範囲で車をメンテナンスする
お金をかけた整備は必要ありませんが、簡単な手当てなら効果が見込めます。
電球が切れている、タイヤの空気が減っている、ワイパーのゴムが傷んでいるといった小さな不具合は、その場ですぐ直せます。数千円で済む部分なら、直しておいたほうが印象はよくなるでしょう。
反対に、板金や修理へ何万円もかける必要はありません。かけた費用より査定の上がり幅が小さく、結果として損をするケースがほとんどです。大きな不具合は直さず、そのまま正直に伝えてください。
還付金を査定額とは別に受け取れるか確認する
車を手放すと、先に払った税金や保険料が戻る場合があります。仕組みを整理しておきましょう。
| 種類 | 戻ってくる条件 |
| 自動車税(種別割) | 抹消登録をすると月割で還付 軽自動車には還付の制度がない |
| 自動車重量税 | 解体をともなう永久抹消登録と 同時に申請した場合のみ |
| 自賠責保険 | 抹消登録をして 残りが1ヶ月以上ある場合 |
| リサイクル預託金 | 廃車にせず売る場合は 次の持ち主へ引き継がれる |
注意したいのは、買取店へ売って名義を変えるだけでは自動車税が戻らない点です。
多くの業者は自動車税の未経過分を査定の金額へ上乗せしていますが、扱い方は会社ごとに違います。見積もりを比べるときは、税金や保険の分が含まれているかを必ず聞いてください。総額でそろえないと、正しい比較にはなりません。
車を売る意思を査定員に明確に伝える
最後のひと押しになるのが、売る気持ちをはっきり示す姿勢です。
査定をする側から見ると、本当に売るかわからない相手には高い金額を出しにくいものです。「納得できる金額なら今日中に決めます」と伝えるだけで、対応が変わることもあるでしょう。
あわせて、他社にも査定を頼んでいる事実を正直に話してください。競争相手がいるとわかれば、上限に近い金額を引き出しやすくなります。ただし、その場での即決を強く迫られたときは、いったん持ち帰る冷静さも必要です。
「今日決めてくれたらこの金額です」と言われても、条件を書面に残してもらえば落ち着いて比べられます。急かされる場面ほど、一度深呼吸をしてから返事をしましょう。
どんな車でも10万円買取に関するよくある質問


ここからは、売却を考えている方からよく寄せられる疑問に答えます。不安を残したまま申し込まないよう、気になる項目を確かめておきましょう。
どんな車でも10万円で買い取る業者はあるのか
金額を無条件で保証する業者があるのかどうか、まずはっきりさせておきます。
結論として、車の状態を問わず10万円を約束する業者は見当たりません。値段は年式や走行距離、車種の人気で決まるからです。
ただし査定に出したら10万円を超えた、という例は十分にあり得ます。保証を探し回るより、複数の会社を競わせて金額を引き上げるほうが確実でしょう。
軽自動車でも買い取ってもらえるのか
軽自動車を持っている方は、普通車との違いが気になるところです。
軽自動車も問題なく買い取ってもらえます。維持費の安さから中古市場での人気が高く、状態によっては普通車を上回る金額が付く場合もあります。
ただし軽自動車税には、月割で戻す制度がありません。抹消登録をしても税金は返ってこない点だけ、頭に入れておきましょう。
人気のある軽自動車は、走行距離が10万kmを超えていても値が付く例が少なくありません。値段は付かないと決めつけず、まずは査定を受けてみてください。
動かない不動車でも売却できるのか
エンジンがかからない車をかかえている方にとって、いちばん切実な疑問といえます。
動かない車でも、引き取ってくれる業者は存在します。部品や鉄の資源としての価値が残っているためです。カーネクストのようにレッカー代を無料にしている専門の業者なら、持ち出しは発生しません。
一方、店頭でのキャンペーンや一般の買取店では、対象外とされることが多いでしょう。
申し込むときは、自分では動かせない状態だと最初に伝えておきましょう。現地でレッカーの手配が必要になるため、先に共有しておけば当日の作業がスムーズに進みます。
事故車でも売却できるのか
大きな事故を起こした車について、あきらめている方も少なくありません。
修復歴のある車でも、売却はできます。使える部品を取り出して再利用したり、海外へ輸出したりする販路があるからです。
ただし修復歴は必ず伝えてください。隠したまま契約すると、あとになって減額や契約の取り消しにつながる恐れがあります。正直に話したうえで、事故車をあつかう業者に相談しましょう。
廃車にするより買取に出すほうが得なのか
自分で廃車にする方法と、買取に出す方法を並べて比べてみます。
| 項目 | 買取に出す | 自分で廃車にする |
| 費用 | 無料の業者が多い | 解体や手続きに 費用がかかる場合がある |
| 手間 | 業者が代行してくれる | 運輸支局へ 自分で出向く必要がある |
| 受け取れるお金 | 車両の代金と 税金の精算分 | 条件を満たした 還付金のみ |
多くの場合、買取に出したほうが手元に残る金額は大きくなります。手続きも業者が代わりに進めてくれるので、平日に休みを取る必要もありません。
まずは無料の査定を受け、提示された金額を見てから決めるのが安全な進め方です。
ただし解体を前提とした永久抹消登録では、重量税の還付を受けられる場合もあります。どちらが得になるかは車の状態と車検の残り期間しだいなので、両方の金額を比べて選びましょう。
車を売る際に注意すべきトラブルはあるのか
安心して取り引きするために、起こりやすい問題を知っておきましょう。
もっとも多いのは、契約したあとに金額を下げられる減額です。ほかにも、入金の遅れやキャンセル料をめぐる行き違いが報告されています。
契約の前に確かめておきたいのは、次の4点になります。
- 減額が起こる条件
- 入金の予定日
- キャンセルの可否
- 名義変更の時期
書面で確認しておけば、多くのトラブルは避けられます。困ったときには、JPUCの相談窓口を利用する方法もあります。
契約書を受け取ったら、大切に保管しておく習慣も欠かせません。あとから条件を確かめる必要が出たとき、手元に控えがあれば話が早く進みます。
ガリバーの買取宣言は本当なのか
広告でよく見かける宣言について、内容と条件を確かめておきます。
ガリバーの一部の店舗では「3万円以上で買い取ります宣言」というキャンペーンが実施されてきました。10万円ではなく3万円が基準である点に、まず注意してください。
| 金額の目安 | 3万円以上 |
| 契約できる人 | 車検証の名義人 またはその親族 |
| 対象外の車 | 車検証がない車 不動車・車検不適合車など |
| 主な条件 | 来店して査定を受け 期限までに引き渡すこと |
内容は店舗や時期によって変わり、予告なく終了する場合もあります。申し込む前に、近くの店舗へ条件を直接確かめてください。
3万円という金額は、税金の未経過分などを考えれば決して高い水準ではありません。他社の査定と比べたうえで判断しましょう。
どんな車でも10万円買取の真相まとめ


「どんな車でも10万円」という金額を、無条件で保証する業者はやはり存在しません。それでも売り方を変えれば、10万円に近づけられる車はたくさんあります。
複数の業者を競わせ、需要が高まる時期をねらい、純正の部品や整備の記録をそろえる。ひとつずつの積み重ねが、最終的な手取りを押し上げてくれるはずです。
値段が付かないと言われた車は、廃車買取の専門業者にも査定を出してみてください。レッカー代や手続きの費用が無料なら、持ち出しゼロで手放せます。税金や保険の未経過分が査定額に含まれているかも、忘れずに確認しましょう。
査定はどこも無料で、断っても費用はかかりません。車の価値は待つほど下がります。まずは2社から3社に申し込み、愛車の本当の値段を確かめてみてください。

