カーリースとはどういう仕組み?わかりやすく解説!

カーリースとはどういう仕組み?わかりやすく解説!
クレフィ
カーリースとはどんな仕組みで、購入やほかのサービスと何が違うの?

まとまった購入資金を用意せず、月々定額で車に乗れる方法として注目されているのがカーリースです。

頭金が不要で、税金や自賠責保険料なども月額料金にまとめられるため、家計を管理しやすい点が魅力です。

この記事では、カーリースの仕組みや料金、メリット・デメリット、カーローンやレンタカーとの違いをわかりやすく解説します。

目次

カーリースとは何かをわかりやすく解説

カーリースとは何かをわかりやすく解説

はじめに、カーリースがどのようなサービスなのかを、車を買う場合と比べながら整理していきます。

カーリースとは、リース会社が用意した車を、契約者が月々の料金を支払って一定の期間借りるサービスです。

車の持ち主はリース会社ですが、日常的に運転する人は契約者になります。車検証には所有者としてリース会社、使用者として契約者の名前が記される形になるのが一般的でしょう。

借りるといっても、レンタカーのように数時間や数日で返す必要はありません。契約期間は1年から11年ほどの範囲で選べる会社が多く、自分の車と同じ感覚で毎日使えます。

契約するときに車種やグレード、ボディカラーを自分で選べる点も大きな特ちょうです。ナンバープレートも一般的な自家用車と同じものが付くため、外から見てリースの車だと分かることはありません。

月々の支払いに自動車税や自賠責保険料が含まれるので、まとまった出費の時期にあわてずにすみます。車を持つハードルを下げてくれる仕組みと考えると、イメージしやすいはずです。

カーリースの基本的な仕組み

カーリースの基本的な仕組み

ここからは、月額料金がどのように決まり、何が含まれているのかを順番に見ていきましょう。

残価を差し引いた車両価格をもとに月額料金を算出する

カーリースの月額料金が安くなる理由は、残価という考え方にあります。

残価とは、契約が終わったときに車が持っていると予想される価値のことです。リース会社は車両本体の価格から残価を差し引き、残った金額を契約月数で割って月額料金を計算します。

つまり、車の代金をすべて支払うのではなく、使う期間に見合った分だけを負担する形になるわけです。同じ車をローンで買う場合と比べ、毎月の支払いが軽くなりやすい理由はここにあります。

車両本体価格300万円
契約満了時の残価100万円
支払いの対象になる金額200万円
契約期間5年(60回払い)
1か月あたりの目安約33,000円

上の表は考え方を示す一例であり、実際の料金は手数料や金利、契約する会社によって変わります。

月額料金には税金や各種諸費用が含まれる

カーリースの魅力は、車に乗るために必要な費用がまとめて月額料金に入っている点です。

自動車税や自賠責保険料など、購入した場合には別々に支払う費用が組みこまれています。支払いの時期を気にする必要がなくなり、家計の管理がぐんと楽になるでしょう。

ただし、すべての費用が入っているわけではありません。ガソリン代や駐車場代のように、使い方によって変わる費用は自分で負担する形になります。

月額料金に含まれることが多い費用自動車税(種別割)
自動車重量税
自賠責保険料
登録などの手続き費用
印紙代
別に支払うことが多い費用ガソリン代
駐車場代
高速道路料金
任意保険料
駐車違反などの反則金

任意保険料やメンテナンス費用は、プランによって組みこめる会社もあります。申しこむ前に、どこまでが月額料金の範囲なのかを必ず確かめておきましょう。

契約方式はオープンエンド方式とクローズドエンド方式に分かれる

カーリースの契約には二つの方式があり、契約が終わるときの精算の有無が変わります。

オープンエンド方式では契約時に残価が示され、満了時に実際の価値と比べて差額を精算します。クローズドエンド方式では残価が示されず、原則として満了時の精算はありません。

項目オープンエンド方式クローズドエンド方式
残価の提示ありなし
満了時の精算発生する場合がある原則なし
月額料金抑えやすいやや高めになりやすい
向いている人走る距離が読める人追加費用をさけたい人

はじめてカーリースを使う方や、あとからの出費をさけたい方にはクローズドエンド方式が安心です。走る距離が少なく、車を大切にあつかえる自信があるなら、オープンエンド方式も選択肢に入るでしょう。

契約期間中は毎月決められた料金を支払う

契約が始まったあとは、決められた金額を毎月支払っていく流れになります。

契約期間は1年から11年ほどまで幅広く、期間が長いほど月々の支払いは安くなる傾向です。残価を差し引いた金額を、より多い回数に分けて支払うことになるためでしょう。

支払いは口座振替やクレジットカードで行う会社が多く、手続きの手間もかかりません。ただし、契約の途中で期間や車を変えることは原則できないため、最初の選び方がとても重要になります。

メンテナンス費用を月額料金に含められるプランもある

車を維持するうえで気になるのが、車検や部品交換にかかる費用ではないでしょうか。

多くのカーリースには、整備の費用を月額料金に組みこめるメンテナンスプランが用意されています。加入すれば急な出費に備える必要が減り、毎月の支払額をより安定させられます。

メンテナンスプランに含まれる主な項目
  • 車検の基本料金
  • エンジンオイルの交換
  • タイヤやバッテリー交換
  • 定期点検にかかる費用

対象になる範囲は会社ごとに差があるため、内容をよく比べることが大切になります。月額料金は上がりますが、整備工場をさがす手間まで減らせる点は見のがせません。

新車カーリースは希望する新車を一定期間利用できる

新車カーリースは、自分の好みに合わせて一台をえらべる点が大きな魅力です。

国産のほとんどのメーカーから車種をえらべ、グレードやボディカラー、オプションも指定できます。だれも乗っていない状態から使いはじめられるため、故障の心配が少ない点も安心でしょう。

一方で、注文から納車までに時間がかかることは覚えておきたいところ。人気の車種では数か月待つ場合もあり、今すぐ車が必要な方には向かないかもしれません。

中古車カーリースは月額料金を抑えやすい

費用をできるだけ安くしたい方には、中古車を対象にしたカーリースが向いています。

もとの車両価格が低いため、新車と比べて月額料金をぐっと下げられる点が特ちょうです。在庫のある車からえらぶ形になるので、納車までの期間が短くなりやすい利点もあります。

項目新車カーリース中古車カーリース
月額料金高めになりやすい抑えやすい
車種のえらび方幅広くえらべる在庫からえらぶ
納車までの期間数週間から数か月比かく的みじかい
故障の心配少ない年式や状態による
向いている人好みの一台に長く乗りたい人費用をいちばん重視する人

ただし、年式や走行距離によっては修理が必要になる場面も出てきます。契約の前に整備の記録や保証の内容をたしかめておくと、あとから困らずにすむでしょう。

カーリースを利用するメリット

ここからは、購入と比べたときにカーリースがえらばれる理由を五つに分けて解説します。

頭金なしで初期費用を抑えられる

車を買うときに最初の壁になるのが、まとまった初期費用の準備ではないでしょうか。

カーリースの多くは頭金がいらず、登録にかかる費用も月額料金に組みこまれています。貯金を大きく減らさずに車のある生活を始められる点は、子育て世帯にとって心強いはずです。

手元のお金を残せれば、急な出費や教育費にも落ち着いて対応できます。車のために貯金を切りくずす不安から解放される効果は、決して小さくありません。

毎月定額で家計を管理しやすい

家計をきちんと管理したい方にとって、支払う金額が読める点は大きな安心材料になります。

車の維持費には、車検や税金の時期に一気にふくらむという性質があります。カーリースなら費用が毎月に分けられるため、支出の波をおさえられるのです。

家賃や通信費と同じ感覚で予算を組めるので、ほかの支出との調整もしやすくなるでしょう。一年間の出費が見通せる状態は、貯金の計画を立てるうえでも役に立ちます。

税金や維持費を月額料金にまとめられる

車を持つと、思った以上に多くの支払いが発生します。

自動車税は毎年5月ごろ、車検は2年ごとにやってきて、そのたびに家計へ負担がかかります。カーリースはこうした費用をまとめて月額に組みこむので、支払い忘れも起こりません。

納付書の管理や振りこみの手間がなくなる点も、見のがせないところ。一つひとつの手続きから解放されると、時間にも気持ちにもゆとりが生まれるでしょう。

メンテナンスにかかる手間を減らせる

整備の知識に自信がない方ほど、カーリースの仕組みは助けになります。

メンテナンスプランを付ければ、提けいする整備工場で点検や部品交換を受けられます。自分で工場をさがしたり、料金を比べたりする必要がなくなるわけです。

点検の時期を知らせてくれるサービスを用意する会社もあります。整備の記録がきちんと残るため、車の状態を良いまま保ちやすくなるでしょう。

契約満了後に新車へ乗り換えやすい

数年ごとに新しい車へ乗りかえたい方にも、カーリースは相性のよい方法です。

契約が終われば車を返すだけでよく、売却の手続きや買取店との交しょうはいりません。そのまま次の契約へ進めば、また新しい車に乗り始められます。

売る時期や価格でなやむ必要がない点は、忙しい会社員にとって大きな利点でしょう。家族が増えたタイミングで、広い車に変えるといった調整もしやすくなります。

カーリースを利用するデメリット

カーリースを利用するデメリット

良い面だけでなく、契約してから後かいしないために注意点も知っておきましょう。

走行距離に上限が設定されることがある

カーリースでもっとも注意したいのが、走れる距離の上限です。

多くの契約では、1か月あたり500kmから2,000km程度の上限が決められています。上限をこえると、1kmごとに決められた金額を追加で支払う場合があるので気をつけてください。

通勤で長い距離を走る方や、旅行が好きな家庭はとくに注意したいところです。契約の前に月の走行距離を計算し、余裕のあるプランをえらんでおくと安心できます。

原則として契約途中に解約できない

カーリースは決められた期間を前提に料金を計算しているため、途中でやめる想定になっていません。

やむを得ず解約する場合は、残りの期間分に近い違約金を求められるのが一般的です。転勤や家族構成の変化が起こりそうな方は、期間を短めに設定する工夫も考えられます。

事故で車が使えなくなった場合も、解約のあつかいになることがあります。任意保険の内容を見直し、万一に備えておくことが欠かせません。

車を自由にカスタマイズできない場合がある

車を自分好みに作りかえたい方には、物足りなさを感じる場面があるかもしれません。

車の持ち主はリース会社なので、元に戻せない改造は認められないのが基本になります。返すときに元の状態へ戻すよう求められ、費用を請求される可能性もあるのです。

ただし、取り外しのできるカー用品なら問題にならないケースも多くあります。判断にまよったときは、作業を行う前にリース会社へ相談してみてください。

契約満了時に残価精算が発生することがある

オープンエンド方式をえらんだ場合は、契約の最後に精算が行われます。

返した車の価値が契約時の残価を下まわると、その差額を支払うことになります。逆に価値が上まわれば、お金がもどってくる仕組みです。

傷やへこみ、走行距離の超過は、車の価値を下げる原因になります。追加の負担をさけたいなら、精算のないクローズドエンド方式をえらぶほうが無難でしょう。

購入より総支払額が高くなる場合がある

月々の負担は軽くても、支払いの合計では購入を上まわるケースがあります。

月額料金には手数料や金利、保証にかかる費用が上乗せされているためです。同じ車に10年以上乗り続けるつもりなら、現金やローンで買うほうが安くすむ場合もあります。

大切なのは、合計額だけで良し悪しを決めないこと。手間の少なさや支払いの安定といった価値まで含めて、自分に合うかどうかを考えてみましょう。

カーリースとほかの車の利用方法との違い

カーリースとほかの車の利用方法との違い

似たサービスと比べると、カーリースの立ち位置がはっきり見えてきます。

カーリースとカーローンの違い

どちらも分割で支払う点は同じですが、車の持ち主と支払い後のあつかいが大きく異なります。

項目カーリースカーローン
車の持ち主リース会社ローン会社または本人
頭金原則いらない必要な場合が多い
税金や自賠責保険料月額料金に含まれる別に支払う
カスタマイズ制限がある自由にできる
支払い後の車返却や買取をえらぶ自分のものになる

最後に車を自分のものにしたい方には、カーローンが向いています。所有にこだわらず、毎月の負担を軽くしたい方はカーリースを検討するとよいでしょう。

カーリースとレンタカーの違い

借りるという点は共通しているものの、想定している使い方がまったく異なります。

項目カーリースレンタカー
利用する期間1年から11年程度数時間から数週間
車種の指定えらべるクラス指定が中心
ナンバー自家用車と同じ「わ」ナンバー
料金の仕組み月々定額使うたびに支払う
向いている人毎日車を使う人たまに車を使う人

週に何度も車を使うなら、カーリースのほうが割安になりやすい傾向があります。年に数回しか運転しない方であれば、レンタカーで十分にまかなえるはずです。

カーリースと車のサブスクの違い

近ごろよく耳にする車のサブスクは、カーリースとほとんど同じ仕組みを指しています。

項目カーリース車のサブスク
基本の仕組み長期間の貸し出し長期間の貸し出し
契約期間1年から11年程度1年から7年程度が中心
任意保険別に加入するのが基本料金に含む場合もある
契約内容の変更原則できない対応する会社もある

呼び方のちがいが中心なので、名前だけで決める必要はありません。含まれる費用や契約期間を並べて比べ、自分の使い方に合うほうをえらびましょう。

カーリースとは何かに関するよくある質問

カーリースとは何かに関するよくある質問

最後に、契約を考えている方から多く寄せられる疑問にお答えします。

カーリースでは好きな車種やオプションを選べますか

新車カーリースであれば、国産メーカーの多くの車種から自由にえらべます。グレードやボディカラー、カーナビなどのオプションを指定できる会社がほとんどでしょう。中古車カーリースの場合は、用意されている在庫の中からえらぶ形になります。

カーリースの車は自由にカスタマイズできますか

元の状態に戻せる範囲であれば、多くの会社が認めています。シートカバーやドライブレコーダーの取り付けは、問題にならないことが大半です。穴をあける作業や塗装の変更は断られる場合があるため、事前の確認をおすすめします。

カーリースの契約満了後は車を返却しますか

返却が基本ですが、会社によっては別の進め方も用意されています。

契約満了後の主な選択肢
  • そのまま車を返す
  • 同じ車に乗り続ける
  • 買い取って自分のものにする
  • 新しい車に乗りかえる

契約満了時に車がもらえるプランを用意する会社もあるので、申しこみ前にたしかめておきましょう。

カーリースの月額料金にメンテナンス費用は含まれますか

基本の料金には入っておらず、別のプランとしてえらぶ形が一般的です。加入すれば車検の基本料金やオイル交換などをまかなえます。対象になる範囲は会社ごとに異なるため、内容をよく読んで判断してください。

カーリースでは新車と中古車のどちらも選べますか

両方を用意している会社もあれば、どちらかに力を入れている会社もあります。費用を抑えたいなら中古車、こだわりの一台に長く乗りたいなら新車が向いているでしょう。希望に合う車があるかどうか、複数の会社を比べてみることをおすすめします。

カーリースとは何かを理解して自分に合った乗り方を選ぼう

カーリースとは何かを理解して自分に合った乗り方を選ぼう

カーリースは、残価を差し引いた金額をもとに月額料金が決まる仕組みのサービスです。税金や自賠責保険料までまとめて支払えるため、車の維持にかかる手間をぐっと減らせます。

頭金がいらず、毎月の支出が読める点は、子育て世帯や若い会社員にとって大きな魅力でしょう。一方で、走行距離の上限や途中解約のむずかしさといった、契約前に知っておきたい注意点もあります。

大切なのは、月額の安さだけで決めるのではなく、自分の使い方に合った契約内容をえらぶことです。走る距離が多いなら上限に余裕のあるプラン、追加費用をさけたいならクローズドエンド方式を検討してみてください。

まずは毎月の走行距離と予算を書き出し、気になる会社の見積もりを取ることから始めましょう。仕組みを正しく理解したうえで比べれば、自分にぴったりの乗り方がきっと見つかるはずです。

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