不動車買取でおすすめの9社を比較!状態別の相場はどれぐらい?

不動車買取でおすすめの9社を比較!状態別の相場はどれぐらい?
クレフィ
動かなくなった車でも、本当に売れるのでしょうか?

動かなくなった車を前にして、「これは売れるのだろうか」と迷っていませんか。エンジンがかからない、車検が切れている、事故で大きくへこんでいる。そんな状態だと、引き取ってもらえるのか不安になるものです。

じつは、不動車は専門の買取業者であれば売却できます。走らない車でも、使える部品や鉄などの資源には値段がつくからです。ところが業者を選び間違えると、逆に処分費として数万円を請求されてしまうこともあります。

大切なのは、どこに相談するかという一点。レッカー代や手続き代を無料にしている会社もあれば、契約したあとから金額を下げてくる会社も存在します

この記事では、不動車の買取に強いおすすめ9社を比べたうえで、状態ごとの相場と、損をしないための注意点をまとめました。読み終えるころには、自分の車をどこに任せればよいかがはっきりするはずです。

目次

不動車買取のおすすめ業者9社を比較

不動車買取のおすすめ業者9社を比較

不動車を売るときは、業者選びによって手元に残る金額が大きく変わります。ここでは、動かない車の買取に対応している9社を取り上げ、それぞれの強みを整理しました。

まずは全体像をつかめるよう、9社の対応内容を一覧にしています。気になる会社が見つかったら、そのあとの解説もあわせてご覧ください。

なお、料金や対応の条件は変わることがあります。申し込む前に、公式サイトで最新の内容をお確かめいただくと安心です。

サービス名引き取り・レッカー代廃車手続きの代行主な強み
廃車王原則無料無料解体まで自社グループで一貫
カーネクスト無料
(一部離島を除く)
無料海外への販売ルートが広い
ハイシャル無料無料最短で当日の引き取りに対応
ソコカラ無料無料自社オークションを持つ
廃車ひきとり110番無料無料実店舗を構える老舗
セルトレ業者により異なる業者により異なる売り先を自動で選んでくれる
ガリバー状態により異なる店舗に要確認全国約490店舗のネットワーク
ユーポス店舗に要確認店舗に要確認24時間いつでも査定を申込可
車買取カルモくん無料無料写真だけのオンライン査定

廃車王は自社一貫体制で中間コストを抑えやすい

廃車王は、車の解体からリサイクル部品の販売までをグループ内でこなす買取サービスです。あいだに入る会社が少ない分、そのコストを買取額へまわしやすい仕組みになっています。

運営会社株式会社NGP
対応エリア全国
(一部地域を除く)
引き取り・レッカー代原則無料
廃車手続きの代行無料
査定の申し込み方法電話
Webの査定フォーム
買い取れる車の状態不動車
事故車
水没車
故障車
車検切れの車
こんな人におすすめ解体まで一社に任せたい
大きな組織に頼みたい

廃車王を運営しているのは、株式会社NGPという会社です。国内で唯一、事業協同組合として経済産業大臣の認可を受けた「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」の関連会社にあたります。

運営元がはっきりしている点は、初めて不動車を手放す人にとって心強い材料でしょう。使用済みの車は法律により、認可を受けた業者へ引き渡すことが決められているためです。

査定は電話とWebフォームのどちらからでも申し込めます。店舗まで車を持ち込む必要はなく、保管している場所まで引き取りに来てもらえる流れです。

ただし、駐車場が狭くて積載車が入れない場合や、離島など一部の地域では、別に費用がかかることもあります。車をとめている場所の広さや道幅は、申し込みの段階で伝えておきましょう。

なお廃車王は、廃車としての買取だけを扱っているわけではありません。まだ中古車として値がつく車なら、そちらの方法で査定してくれます。

車の状態に応じて売り方を変えてもらえるため、自分ではどちらか判断できない場合にも向いています。まずは状態をありのまま伝えてみてください。

カーネクストは海外販路を生かした査定が強み

カーネクストは、日本国内では値段がつきにくい車を、海外へ流すことで買い取っているサービスです。テレビCMでも名前を見かける機会が増えました。

運営会社株式会社カーネクスト
本社大阪府
対応エリア全国
(一部離島を除く)
引き取り・レッカー代無料
廃車手続きの代行無料
査定の申し込み方法電話
Webフォーム
買い取れる車の状態不動車
事故車
過走行の車
年式の古い車
こんな人におすすめ費用をかけたくない
電話だけで済ませたい

カーネクストは、原則として0円以上での買取をうたっています。引き取りにかかるレッカー代も、抹消登録などの手続き代行料も無料です

不動車の処分には、ふつう数万円の費用がかかります。それが自己負担なしで済むのですから、家計への影響は小さくありません。

約13,000社の自動車関連業者と手を組み、離島を除く日本全国で無料の引き取りに対応しています。海外では、トヨタ車やディーゼル車、商用のバンなどに根強い人気があるそうです。

国内の中古車市場だけを見れば価値ゼロの車でも、海外に目を向ければ買い手が見つかります。日本では古すぎると言われた車をお持ちなら、一度相談してみる価値はあるでしょう。

申し込みは電話1本で完結する手軽さも支持されている理由です。コールセンターで車種や状態を伝えれば、その場で金額の見込みを聞けます。

店舗へ足を運ぶ必要がないので、車が動かせない状況でも困りません。引き取りの日程まで、そのまま電話で調整できる流れになっています。

ハイシャルは廃車手続きを無料で任せやすい

ハイシャルは、廃車にまつわる面倒な手続きをまるごと代行してくれるサービスです。引き取りまでのスピードにも定評があります

運営会社ユニオンエタニティ株式会社
本社大阪市西区
サービス開始2016年
対応エリア全国
引き取り・レッカー代無料
廃車手続きの代行無料
査定の申し込み方法電話
Webフォーム
LINE
こんな人におすすめすぐに引き取ってほしい
手続きが苦手だ

ハイシャルの運営元は、ユニオンエタニティ株式会社という大阪の会社です。全国1000社を超える協力業者とつながっており、車ごとに最適な売り先を選んでいます。

抹消登録や名義変更といった役所での手続きも、費用をかけずに代行してもらえます。平日に休みを取りにくい人には、ありがたい仕組みではないでしょうか。

申し込みはLINEからもできるため、電話が苦手な方でも気軽に相談できます。エリアや車の状態にもよりますが、最短で当日の引き取りに応じてもらえるのも特徴です。

注意したいのは、契約が成立したあとのキャンセル。取り消すと費用が発生する場合があるため、金額に納得してから返事をするようにしてください。

重量税や自賠責保険の還付分を、手続きの完了前に立て替えて支払う仕組みも用意されています。お金を受け取るまでの期間を短くしたい方には合うでしょう。

ソコカラは引き取り手続きをまとめて依頼できる

ソコカラは、自分たちでオークションを運営している買取サービスです。車を引き取ってから売るまでを自社でまかなうため、余計な手数料が乗りません

運営会社株式会社はなまる
本社大阪府
創業1998年
対応エリア全国
(一部離島を除く)
引き取り・レッカー代無料
廃車手続きの代行無料
査定の方法電話査定
出張査定
買い取れる車の状態不動車
事故車
水害車
過走行の車
こんな人におすすめ装備の多い車を売る
実車を見てほしい

ソコカラは、2023年に「廃車のはなまる」から名前を変えたブランドです。運営元の株式会社はなまるは1998年の創業で、廃車を専門に扱ってきた歴史があります。

世界110か国以上とのつながりを持つオークションを自前で回している点が、ほかの会社との違いです。中間コストが減った分を、買取価格に上乗せする仕組みを整えています。

査定のやり方は2通り。電話だけで完結させる方法と、スタッフが現車を見にくる出張査定から選べます。オプションが多く付いている車なら、後者のほうが加点されやすいでしょう。

金額を聞いたあとの返事が契約とみなされることもあるため、迷っている段階では「検討します」とはっきり伝えてください。

廃車ひきとり110番は全国で無料引き取りに対応

廃車ひきとり110番は、三重県に実店舗を構える会社が運営しています。ネット上だけの仲介業者ではないので、安心感があるでしょう。

運営会社株式会社イー・エス・コーポレーション
所在地三重県伊賀市
運営開始2005年
対応エリア全国47都道府県
引き取り・レッカー代無料
廃車手続きの代行無料
自社で行う業務車両の販売
解体
レッカー
中古部品の輸出
こんな人におすすめ実店舗のある会社がよい
法人名義の車を売る

販売から解体、レッカー、部品の輸出までを企業グループ内でこなしています。2005年の運営開始から、個人と法人の両方に対応してきました。

車検が切れて動かせない車でも、全国どこへでも無料で引き取りに来てもらえます。専用の積載車で運び出すため、こちらで移動の準備をする必要はありません。

低年式の車や走行距離が伸びた車、事故車や水害車も受け付けています。ほかの会社で断られた車をお持ちの方は、相談先の候補に入れてみてください。

実際に車を置いている場所へスタッフが来るので、細かな状態も見てもらえます。書類の準備で迷ったときも、電話で確認しながら進められる体制です。

セルトレは部品の価値も査定に反映しやすい

セルトレは、車の状態を診断して売り先を自動で選んでくれるサービスです。自分で何社も比べる手間がかかりません

サービスの種類売却先の自動マッチング
サービス開始2021年9月
提供元海外輸出を手がけるTCV
判定する売り先国内の小売向け
海外への輸出向け
廃車としての処分
買い取れる車の状態不動車
事故車
水没車
10万キロ超の車
申し込み方法Webフォーム
費用の扱い担当する業者により異なる
こんな人におすすめ比較の手間を省きたい
他社で断られた

セルトレの特徴は、独自の機能で車の状態を診断するところにあります。国内で売るのか、海外へ出すのか、それとも廃車にするのかを判定したうえで、査定業者を選んでくれる仕組みです。

一般的な一括査定では、複数の会社から一斉に電話がかかってきます。セルトレなら売り先をしぼり込んでもらえるため、対応に追われる心配が減るでしょう。

申し込みのときに答えるのは、車種や年式、走行距離、そして車の状態くらい。走行できるか、車検が切れているか、水没しているかを選ぶだけです。

ほかで値段がつかなかった車でも、0円以上での買取を目指す姿勢を掲げています。ただし、引き取り費用の扱いは担当業者ごとに違うため、話が進んだ段階で必ず確認しましょう。

ガリバーは全国規模のネットワークを利用できる

ガリバーは、街中でもよく看板を見かける大手の中古車買取店です。不動車の扱いには条件があるので、そこを押さえておきましょう。

運営会社株式会社IDOM
店舗数全国約490店舗
査定の特徴本部による一括査定
対応しやすい車走行に支障がない車
修理が済んだ事故車
対応が難しい車損傷が大きく走れない車
査定の申し込み方法電話
Webフォーム
店舗への持ち込み
こんな人におすすめ自走できる車を売る
近くに店舗がある

ガリバーを運営する株式会社IDOMは、全国に約490の店舗を展開しています。買い取った車を自社の販売網ですぐにさばけるため、在庫を抱える負担が小さいのが強みです。

査定は各店舗の担当者ではなく、本部がまとめて行います。地域や時期で変わる相場を本部が把握しているので、金額のばらつきが出にくい仕組みといえます。

気をつけたいのは対応できる範囲。公式サイトでは、走行に支障がなければ事故にあった車も査定すると案内しています。

反対に、損傷が大きくて自力で走れない車については、対応が難しいと明記されています。エンジンがまったくかからない車なら、廃車買取の専門業者を先に当たったほうが早いでしょう。

ユーポスは24時間無料査定を申し込める

ユーポスは、関西を中心に店舗を構える中古車買取店です。オークション会場と直接つながった査定に特色があります。

運営会社株式会社ユーポス
設立1999年
本社大阪府
主な展開エリア関西
関東
九州
査定の特徴オークション相場に直結
申し込みの受付インターネットで24時間
費用の扱い店舗ごとに確認が必要
こんな人におすすめ相場を知っておきたい
関西に住んでいる

ユーポスは1999年に設立され、関西圏を中心に実績を積んできた買取店です。大阪府の店舗数がとくに多く、関東や九州にも広がっています。

査定のもとになっているのは、オークション会場の落札相場です。市場でいくらの値がつくかを反映するため、金額の根拠がわかりやすいという声もあります。

インターネットからの査定申し込みは、24時間いつでも受け付け。日中は仕事で電話をかけにくい方でも、夜のうちに手続きを進められます。

一方で、店舗ごとに対応の幅が違う点は覚えておきたいところ。自走できない車を引き取れるかどうかは、最寄りの店舗に直接たずねてみてください。

車買取カルモくんは不動車買取の相談に対応

車買取カルモくんは、2025年に始まった比較的新しいサービスです。現車を見せずに査定額が決まる点が、これまでの買取店とは大きく違います。

運営会社ナイル株式会社
本社東京都品川区
サービス開始2025年6月
査定の方法写真を送る
完全オンラインで完結
価格の保証引き取りまで査定額を保証
引き取り・手続き無料
廃車手続きハイシャルと提携して対応
こんな人におすすめ対面のやり取りが苦手
減額されたくない

運営しているのはナイル株式会社で、東証グロース市場に上場しています。カーリースの「カルモくん」で知られる会社が、買取分野へ広げたかたちです。

申し込みフォームに車種や年式を入力し、車検証と車の写真を送れば査定が終わります。来店も立ち会いも要らないので、休日をつぶさずに済むでしょう。

見積もりのあとに金額を下げられない「価格保証」を導入している点も見逃せません。査定額が引き取りのときまで保たれるため、あとからもめる心配が減ります。

廃車の手続きについては、先ほど紹介したハイシャルと提携して進める仕組みです。20年落ちや故障車、車検切れの車も申し込みの対象に含まれています。

不動車買取の相場を状態別に解説

不動車買取の相場を状態別に解説

不動車の値段は、車の状態によって大きく開きます。同じ「動かない車」でも、エンジンがかかるかどうかで評価はまるで変わるからです。

ここでは、代表的な7つのパターンに分けて金額の目安を示します。まずは自分の車がどれに当てはまるかを確かめてみてください。

なお、以下の数字はあくまでも目安です。車種や年式、走行距離、依頼する時期によって上下しますので、最終的な金額は査定で確認しましょう。

車の状態軽自動車の目安普通車の目安
自走できるが状態が悪い1万〜10万円2万〜20万円
床下まで冠水した5千〜5万円1万〜10万円
車検切れだが始動する1万〜10万円2万〜15万円
大破した事故車5千〜3万円5千〜5万円
エンジン故障で動かない5千〜3万円5千〜5万円
長期間放置していた0〜2万円0〜3万円

不動車の買取相場を調べる方法

相場を知らないまま査定を受けると、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。売る前に、おおよその水準をつかんでおきましょう。

もっとも確実なのは、複数の業者に見積もりを出してもらう方法です。1社だけでは比べようがありませんが、3社ほど集めれば真ん中あたりが見えてきます。

買取業者の公式サイトにある「買取実績」のページも参考になります。自分の車と同じ車種や年式の事例を探すと、感覚がつかみやすくなるはずです。

不動車の価値は、鉄などの資源相場にも左右されます。鉄の値段が上がっている時期なら、同じ車でも査定額が伸びる傾向にあると覚えておいてください。

車体の重さも見逃せない要素です。資源としての価値で計算する場合、軽自動車より車体が重いミニバンやSUVのほうが有利に働きます。

海外での人気が高い車種かどうかも調べておきましょう。輸出向けの需要がある車なら、国内の相場を超える金額が出る場合もあります。

自走できるものの状態が悪い不動車の買取相場

エンジンはかかるけれど、傷やへこみがひどい。走行距離が20万キロを超えている。そんな車も広い意味では不動車として扱われます。

目安としては、軽自動車で1万円から10万円ほど、普通車なら2万円から20万円ほどです。自走できる状態は、レッカーを使わずに運べる分だけ評価が上がります

とくに海外で人気のある車種は、金額が跳ね上がることも。ハイエースやランドクルーザーのような車は、走行距離が伸びていても需要が残っています。

この段階なら、廃車専門店だけでなく一般の買取店にも査定してもらう価値があります。両方の見積もりを取って、高いほうを選ぶのが賢いやり方でしょう。

商用のバンやトラックも、査定で有利になりやすい部類です。道路の整備が進んでいない国では、丈夫で直しやすい日本車に根強い需要があります。

冠水した不動車の買取相場

大雨や台風で水に浸かってしまった車は、査定が難しい部類に入ります。ただ、値段がまったくつかないわけではありません。

床下までの浸水5千〜10万円
床上までの浸水0〜5万円
室内が完全に水没0〜3万円
海水による浸水さらに下がりやすい

金額を分けるのは、水がどこまで来たかという一点です。床下で止まっていれば、エンジンや足まわりは無事な可能性が残ります。

反対に、シートの座面より上まで浸かった車は電装品がやられているでしょう。真水か海水かでも差が出て、塩分を含んだ水のほうが傷みが早く進みます。

水に浸かったあとは、絶対にエンジンをかけないでください。かけてしまうとエンジン内部が壊れ、残っていた価値まで失われてしまいます。

浸水の高さがわかる写真を撮っておくと、査定の根拠として使えます。保険の請求にも役立つので、片づける前に記録を残しておきましょう。

車検切れでもエンジンが始動する不動車の買取相場

車検が切れているだけで、エンジンそのものは元気。このパターンは不動車のなかでも比較的高く売れます

軽自動車で1万円から10万円ほど、普通車なら2万円から15万円ほどが目安です。機関に問題がなければ、車検を通しなおして再び流通させられるためです。

注意が必要なのは移動の方法。車検が切れた車で公道を走ると、違反点数6点が加算され、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。

自賠責保険も切れていれば、こちらは別に違反点数6点、1年以下の懲役または50万円以下の罰金です。動かせるからといって、自分で運転するのはやめてください

引き取りに来てもらえば、この問題は解決します。積載車で運んでもらえるので、公道を走らせる必要がありません。

大破した事故車の買取相場

事故で車体が大きく壊れた車は、修理して乗る前提から外れます。それでも、使える部品を取り出せば値段はつきます

目安は5千円から5万円ほど。ただし前まわりだけが潰れていて後ろが無事なら、リアまわりの部品が丸ごと生きているため上振れします。

エンジンやミッション、足まわりが無事かどうかが分かれ道です。骨格まで曲がっているかどうかも、査定士が必ず見るポイントになります。

人気車種であれば、部品の需要が高いぶん金額も伸びます。生産が終わった車種は補修部品が手に入りにくく、かえって重宝されることもあるのです。

保険で全損の扱いになった場合は、車を保険会社に引き渡す前に査定を受けてください。渡してしまうと所有権が移り、自分では売れなくなります。

全損と認定された連絡が来た時点で、買取業者にも見積もりを頼んでおくと選択肢が広がります。保険金と買取額の両方を比べたうえで決められるからです。

エンジン故障で自走できない不動車の買取相場

エンジンが焼き付いた、オーバーヒートで止まった。こうした車は自力で動かせないため、レッカーでの搬出が前提になります。

相場は5千円から5万円ほどが中心です。エンジン以外の部分が使えるかどうかで、金額は上下します。

修理してから売ったほうが得だと考えがちですが、それは逆効果になりやすい選択。エンジンの載せ替えには数十万円かかるのに、買取額はそこまで上がりません。

ミッションやボディ、内装、タイヤなどは部品として生きています。エンジンが壊れているというだけで、車全体の価値がゼロになるわけではありません

年式が新しい車ほど、部品の需要も高くなります。故障してから時間をおかず、早めに査定へ出すほうが有利に働くでしょう。

長期間放置された不動車の買取相場

何年も駐車場に置きっぱなしにしていた車は、査定額がもっとも下がりやすいタイプです。時間の経過とともに、あちこちが傷んでいくためです。

目安は0円から3万円ほど。ボディの錆が進み、内装にカビが生えている状態だと、資源としての価値が中心になります。

バッテリーは上がり、タイヤはひび割れ、ブレーキも固着していきます。放置していた年数が長いほど、こうした劣化は避けられません。

置いているあいだも、自動車税や駐車場代はかかり続けます。手放すかどうか迷っているなら、費用が積み上がる前に動くほうが得策です。

錆が骨格まで進んでいなければ、まだ値段がつく余地は残っています。「もう無理だろう」と決めつけず、まず査定を受けてみてください。

不動車の状態が査定額に与える影響

ここまで見てきたとおり、不動車の価値は状態で決まります。何がプラスに働き、何がマイナスになるのかを整理しておきましょう。

評価が上がる要素評価が下がる要素
エンジンが始動する骨格まで錆びている
海外で人気の車種室内が水没している
年式が新しい部品を外して売った
純正部品が残っている放置期間が長い
車検の残り期間が長い書類がそろっていない

いちばん影響が大きいのは、エンジンが動くかどうか。始動さえすれば、部品としても中古車としても道が開けます。

意外と見落とされがちなのが、部品を外してしまうケースです。ホイールやカーナビを別で売ったあとの車は、まとまりが崩れて評価が落ちます

書類の有無も金額に響きます。車検証や自賠責保険証、リサイクル券がそろっていれば、手続きがスムーズに進むぶん有利です。

逆に言えば、この5つを意識するだけで結果は変わります。売ると決めたら、余計な手を加えずそのままの状態で査定へ出しましょう。

不動車買取で損をしないための注意点

不動車買取で損をしないための注意点

業者選びと同じくらい大切なのが、売るときの進め方です。知らずに動くと、受け取れるはずのお金を取りこぼしてしまいます

ここでは、不動車を手放すときに気をつけたい13の点をまとめました。どれも難しい話ではありませんので、順番に確かめていきましょう。

契約後に査定額が減額される条件を確認する

不動車の売却でもっとも多いのが、あとから金額を下げられるトラブルです。契約したときは5万円だったのに、引き取り後に2万円と言われる。そんな話は実際に起きています。

防ぐには、減額の条件を書面で確かめておくこと。どういう場合に金額が変わるのかを、契約前に必ず質問してください。

「契約後の減額なし」と明記している業者を選ぶのも有効な手です。カーネクストや車買取カルモくんのように、価格の保証をうたっている会社もあります。

電話だけで話を進めた場合は、内容をメールで送ってもらいましょう。言った言わないの争いを避けるには、記録を残すのがいちばんです。

不動車の引き取り費用が無料か確認する

動かない車を運ぶには、レッカー車か積載車が必要です。この費用を誰が持つのかで、手取り額は数万円変わります

廃車買取の専門業者なら、引き取り費用を無料にしているところがほとんどです。一方、一般の中古車買取店では請求される場合もあります。

気をつけたいのは「原則無料」という表現。離島や山間部、積載車が入れない場所では、別料金が発生することもあるのです。

査定を申し込むときに、車をとめている場所の状況を伝えてください。あとから追加費用を告げられる事態を防げます。

売却前に高額な修理をしない

「直してから売れば高くなるはず」と考える方は少なくありません。ところが不動車の場合、これは損につながる判断です

エンジンの載せ替えに30万円かけても、買取額が30万円上がるわけではないからです。修理費のほうが高くつくのが現実といえます。

廃車買取の業者は、部品や資源としての価値を見ています。走れるように直したかどうかは、査定にほとんど影響しません。

やるとしたら、水洗いと車内の掃除くらい。見た目の印象は査定に響きますが、お金をかけた整備までは不要です。

自動車税の還付漏れを防ぐ

普通車を年度の途中で抹消登録すると、納めすぎた自動車税が月割りで戻ってきます。この還付を受け損ねる方が意外と多いのです。

自動車重量税も、条件を満たせば返ってきます。解体を理由とする永久抹消登録か解体届出のときに、還付申請を同時に出す必要があります。

一時抹消登録では、重量税の還付を受けられません。車検の残りが1か月未満の場合も対象外となるため、時期には注意しましょう。

買取業者によっては、還付金の分を買取額に含めて先に支払う仕組みを取っています。見積もりのときに、還付が含まれているかを聞いておいてください。

査定前に希望買取額を伝えない

「3万円くらいで売りたい」と先に言ってしまうと、その金額が上限になりがちです。本来なら5万円つくはずの車でも、3万円で話がまとまってしまいます。

査定を受けるときは、まず相手の提示を待ちましょう。こちらの希望を出すのは、金額を聞いたあとで構いません。

複数社に見積もりを取っていることは、伝えても問題ありません。比べられているとわかれば、業者側も本気の数字を出してきます。

ただし、ほかの会社の金額をそのまま教える必要はないでしょう。「もう少し高いところがあります」という一言で十分です。

故障した不動車を無理に動かさない

エンジンがかからない車を、どうにか動かそうとする方がいます。この行動は、残っていた価値まで削ってしまう恐れがあります

水没した車が典型例。エンジン内部に水が入っている状態で始動させると、内部が壊れて査定額が一段下がります。

オーバーヒートした車も同じです。冷えたからと再びかけると、ダメージが広がってしまいます。

動かせるかどうかは業者が判断します。査定を申し込んだら、そのままの状態で引き取りを待ってください。

軽自動車を売却するときの税金の扱いを確認する

軽自動車には、普通車と違う決まりがあります。知らずに手続きすると、思っていた金額と食い違うかもしれません。

税金の種類普通車軽自動車
自動車税・軽自動車税月割りで還付還付なし
自動車重量税条件を満たせば還付条件を満たせば還付
自賠責保険料残り期間に応じて返戻残り期間に応じて返戻

軽自動車税には、月割りの還付制度そのものがありません。年度の途中で手放しても、支払った分は戻らない決まりです。

重量税と自賠責保険料については、軽自動車でも返ってきます。こちらは普通車と同じ扱いだと考えて差し支えありません。

自動車税は4月1日時点の所有者にかかります。乗る予定がないなら、3月中に手続きを終えておくほうが賢明でしょう。

レッカー引き取り前に搬出経路を確認する

引き取りの当日になって、積載車が入れないと判明する。こうした行き違いは意外と起こります。

確認しておきたいのは、駐車場までの道幅と車の周囲の空きです。積載車は全長が長いため、狭い路地では入れないことがあります。

地下駐車場や機械式の駐車場も要注意。車が動かない状態では、そもそも搬出できない場合があるのです。

隣の車との間隔が狭いときは、その旨も伝えてください。事前にわかっていれば、業者が別の方法を用意してくれます。

3月直前に売却するときは手続き期限を確認する

自動車税は、4月1日に車を持っている人へ課税されます。この日をまたぐかどうかが、1年分の負担を左右する分かれ目。

3月末に駆け込みで申し込んでも、手続きが間に合わないかもしれません。抹消登録には書類の準備と運輸支局での作業が必要だからです。

余裕を持って、2月中には相談を始めておきましょう。3月は業者が混み合う時期でもあります。

いつまでに抹消登録が完了するのかを、契約の段階で確かめてください。口約束ではなく、書面で残しておくと安心です。

廃車手続きの完了通知を確認する

車を引き渡したあと、そこで終わりだと思っていませんか。手続きが本当に終わったかどうかの確認まで済ませて、はじめて完了です

手続きがされていないと、翌年も自動車税の通知が届きます。名義がそのままなら、事故が起きたときの責任を問われる恐れさえあるのです。

普通車なら「登録識別情報等通知書」や「登録事項等証明書」で確かめましょう。軽自動車の場合は「自動車検査証返納証明書」が該当します。

引き渡しから1か月ほど経っても書類が届かないときは、業者へ連絡してください。放っておくと不利益をこうむるのは自分自身です。

不動車買取で起こりやすいトラブルを把握する

あらかじめ知っておけば、たいていのトラブルは避けられます。よくある事例を確認しておきましょう。

契約後の減額減額条件を書面で確認
引き取り費用の追加請求搬出経路を事前に伝える
抹消登録がされない完了書類を必ず受け取る
口頭でのやり取りが契約に返事は慎重にする
解体のはずが転売された登録の種類を明記する

とくに気をつけたいのが、最後の項目です。解体してもらうつもりで渡したのに、一時抹消登録だけされて中古車として売られていたという話があります。

「廃車」という言葉には、永久抹消登録と一時抹消登録の両方が含まれます。どちらを希望するのかを、契約書や委任状に書き残しておいてください

金額を聞いた直後の返事にも注意が必要です。「はい」と答えただけで契約が成立したとみなされる場合があります。

引き取り当日の注意点を確認する

いよいよ車を渡す日。当日にやるべきことを押さえておけば、慌てずに済みます。

まずは車内の私物をすべて出しましょう。ダッシュボードやトランク、シートの下も忘れずに確認してください。

ETCカードやドライブレコーダーのSDカードも回収します。個人情報が入ったまま渡してしまうと、あとで困ることになりかねません。

ナンバープレートは業者が外して持ち帰ります。書類は引き取りの担当者へ手渡しするので、当日までにまとめておくと流れがよくなるでしょう。

本人が立ち会えないときは、家族や整備工場の方に代わってもらえる場合があります。代理での対応が可能かどうかは、日程を決めるときに聞いておいてください。

任意保険の解約や住所変更の手続きも忘れずに。車を手放したあとも契約が続いていると、無駄な保険料を払い続けることになります。

車検切れの不動車にかかる追加費用を確認する

車検が切れている車には、動かせる車にはない出費が発生する場合があります。売る前に整理しておきましょう。

自分で運輸支局へ持ち込むなら、仮ナンバーの取得が必要です。市区町村の役所で申請でき、自賠責保険への加入が前提になります。

陸送を頼む場合は、距離に応じた費用が発生するでしょう。ただし、引き取り無料の業者に依頼すれば、この出費はゼロで済みます

自動車税を滞納している場合も要注意。未納分の支払い義務は残るため、買取額をそこに充てられるかどうかを相談してみてください。

不動車買取のよくある質問

不動車買取のよくある質問

ここまで読んでも、細かな疑問は残るものです。相談の前によく聞かれる質問をまとめましたので、気になる項目からご覧ください。

不動車でも買取できるのはなぜですか

走らない車にも、3つの価値が残っているためです。ひとつ目は部品としての価値で、無事な部分はリサイクル部品として再び使われます。

ふたつ目は資源としての価値。車体は鉄やアルミの塊ですから、金属として溶かせば値段がつきます。

3つ目が海外での需要です。日本では古すぎると言われる車でも、道路事情の違う国では修理して長く乗られています。

廃車買取の専門業者は、この3つを組み合わせて金額を出しています。中古車として再販できるかどうかだけで判断していないのです。

不動車買取では費用が発生しますか

廃車買取の専門業者に頼めば、多くの場合は無料で済みます。査定料、レッカー代、廃車手続きの代行料のすべてを無料としている会社が主流です。

逆に、一般の中古車販売店やディーラーに持ち込むと、処分費を請求されることがあります。数万円かかるケースも珍しくありません。

ただし例外もあります。離島や、積載車が入れない場所からの引き取りには追加費用が発生する場合があります

申し込みの段階で、費用がかかる条件を確かめておきましょう。無料と書いてあっても、細かい条件は会社ごとに違います。

ローンが残っている不動車も売却できますか

売却は可能です。ただし、車検証の所有者欄を確認するところから始めてください。

所有者が信販会社やディーラーになっている場合は、所有権の解除が必要になります。残債を完済してから、名義を自分に戻す流れです。

買取額が残債を上回れば、その差額を受け取れます。足りないときは、不足分を自分で支払うことになるでしょう。

所有権の解除手続きを代行してくれる買取業者もあります。手続きが不安な方は、対応しているかどうかを最初に聞いてみてください。

不動車を所有し続けるとどのような費用がかかりますか

乗っていなくても、お金は出ていきます。もっとも大きいのが自動車税。4月1日に所有していれば、1年分が課税されます。

駐車場を借りているなら、その賃料も毎月かかり続けます。月1万円なら、1年で12万円という計算です。

自賠責保険料も、更新すれば費用が発生します。何もしないまま置いておくだけで、負担は積み上がる一方でしょう。

放置期間が長くなるほど買取額は下がりますから、費用と価値の両面で不利になるのです。

不動車買取業者はどのように選べばよいですか

見るべきポイントは4つあります。どれも公式サイトや電話で確認できる内容です。

引き取り費用無料かどうか
手続き代行費用と対応の範囲
減額の有無契約後に下がらないか
運営会社実態がわかるか

費用の面は、複数社を比べればすぐに違いが見えてきます。金額だけでなく、無料になる条件まで読み込んでおきましょう。

運営会社の情報も確かめてください。所在地や許可の有無が公開されている会社なら、あとで連絡が取れなくなる心配は少ないはずです。

不動車はディーラーでも買い取ってもらえますか

買い取ってもらえないことが多いのが実情。ディーラーは再販できる車を前提に査定しているためです。

自走できない車は、再び売る道筋が立てにくくなります。そのため0円査定になったり、逆に処分費を求められたりするのです。

新車への乗り換えと同時なら、引き取りに応じてくれる場合もあります。とはいえ、買取額としてはあまり期待できません。

不動車を少しでも高く売りたいなら、廃車買取の専門業者を選ぶほうが確実です。部品と資源の両面から値段をつけてくれます。

車検切れの不動車も買い取ってもらえますか

問題なく買い取ってもらえます。車検が切れているかどうかは、廃車買取の査定にほとんど影響しません。

むしろエンジンがかかる状態なら、それなりの金額が期待できます。整備を受ければ再び登録できる車だからです。

ここで大事なのは、自分で運転して持ち込まないこと。車検切れの車で公道を走れば、重い罰則の対象になります。

引き取りに来てもらえば、法律上の問題は起きません。積載車で運ばれるため、公道を自走することにならないからです。

車検証を紛失した不動車も売却できますか

売却できます。ただし、車検証の再交付を受けてから手続きを進める必要があります。

普通車なら管轄の運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会が窓口です。本人が申請する場合は、身分証明書と印鑑を持参します。

再交付の代行に応じてくれる買取業者もあります。委任状を書けば任せられるので、平日に時間を取りにくい方には便利でしょう。

ほかにも自賠責保険証やリサイクル券が必要です。手元にない書類があるなら、査定の申し込みのときに伝えておいてください。

不動車でも一括査定を利用できますか

利用はできますが、期待した結果になりにくい面があります。一括査定に登録している会社の多くは、走れる中古車を求めているためです。

申し込んでも、不動車と伝えた時点で断られることは珍しくありません。その一方で、多数の会社から電話がかかってくる負担は残ります。

セルトレのように、車の状態を見て売り先を自動で選ぶサービスもあります。こうした仕組みなら、対応に追われる心配は減るでしょう。

まずは廃車買取の専門業者2〜3社に絞って見積もりを取るのが現実的です。効率よく比べられて、金額の水準もつかめます。

不動車を処分せず放置するとどうなりますか

費用がかかり続けるうえに、車の価値も落ちていきます。いいことは何ひとつありません。

抹消登録をしていなければ、自動車税は毎年課税されます。駐車スペースも1台分ふさがったままです。

錆やカビが進めば、買取額は下がる一方でしょう。数年後に売ろうとしても、そのころには値段がつかなくなっているかもしれません。

敷地の外に置いている場合は、近隣とのトラブルにつながる恐れもあります。早めに手放す判断が、結果として負担を軽くします

不動車は修理してから売るほうが高くなりますか

高くなりません。むしろ、修理費のほうが上回って損をします

買取業者は、修理済みかどうかではなく部品や資源としての価値を見ています。走れるようにしても、査定額はさほど変わらないのです。

エンジンの載せ替えに数十万円かけたところで、買取額がその分上がる保証はありません。かけた費用は戻らないと考えるべきでしょう。

手を加えるなら、水洗いと車内の清掃までにとどめてください。見た目の印象は査定にわずかながら影響しますが、費用をかける整備は不要です。

不動車買取は専門業者への早めの査定がおすすめ

不動車買取は専門業者への早めの査定がおすすめ

動かない車は、置いておくだけで損が広がります。自動車税や駐車場代がかかり続ける一方で、錆や劣化によって買取額は下がっていくからです。

それでも、あきらめる必要はありません。不動車には部品としての価値、鉄などの資源としての価値、そして海外での需要が残っています。廃車買取の専門業者なら、この3つを見て金額を出してくれます。

選ぶときは、引き取り費用と手続き代行が無料か、契約後の減額がないか、運営会社の実態がわかるかを確かめてください。この記事で紹介した9社は、いずれも不動車の相談に応じている会社です。

迷っているあいだにも、車の価値は静かに減り続けます。まずは2〜3社に無料査定を申し込み、金額を比べてみましょう。動かない車が思わぬ値段に変わるかもしれません。

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