993を生き返らせる

ここ数日は珍しく2つのリフトとも993が上がって作業しております。

1台は993RS(イエロー)、もう一台は993カレラ2(ホワイト)です。

どちらの車両もレストアまでは行かないものの、かなり重整備です。

993RSはこれからミッションOHやドライブシャフトのOH、サスペンションOHなどかなりのメニューです。

その中でシートのOHも入っています。

この純正のバケットシート、そろそろクッションがグズグズになってぺちゃんこになってしまっています。

そこで、中のウレタンなどをすべて交換してシートクッションとして再生させました。

このようにちゃんと張りのある厚みになっています。

このシートももう今では手に入らないので貴重です。

オリジナルレザーを生かして、中のクッションだけ交換も可能ですので、シートのOHをお考えの方、ご相談ください。

空冷用の内装クリーニングメニューやコーティングメニューも用意していますので、全体的に綺麗にしたい!という方はコチラもご利用ください。

そしてもう一台のコチラのカレラ2。

車検整備でご入庫いただいたのですが、今までの優等生ぶりがウソのように、エンジン、ミッション、ステアリングラックなど大物にオイル漏れなど不具合が出て、すべてOHになりました。

ようやく先が見えてきましたが、これから車検取得してテスト走行+エンジンの慣らしして、ともう少し時間が掛かりそうです。

このように964や993も大物メンテが結構増えてきています。

空冷はどうしてもメンテ費用が掛かりますが、エンジンやミッションなど大物についてはOH貯金をおススメします。

ある程度用意しておかないと、いきなりの大きな出費で車を維持できなくなる不安も出てきますので、コツコツと前からの準備をおススメしてます。

ただ、大きな出費が発生してもきちんと直してあげればまた新車時のフィーリングが戻ってくるところが、ポルシェの良い所。

こうして計画的にメンテしてあげればいつまででも元気に乗れますので、オーナーの方は大事にしてあげてください!!

2017年06月21日