991GT2-RSが発表になりましたね。
レーシングシミュレーターゲームの最新版、FORZA Motorsport 7の発表会でUnveilされてましたが、ポルシェからもオフィシャルリリースされました。
専用ウェブサイトを見てみると、今回のGT2-RS、本当にすごい内容です。
今持っている技術全部乗せなのはもちろん、今まで市販車では入って来なかった領域までメーカーでやってきちゃってます。
もうウチみたいなショップいらないでしょ、この内容なら(笑)
まず注目したのが、『シャシーの全てのベアリングにボールジョイントが採用されました。』ってところ。
つまり全部サスアーム類のジョイントはピロボール化されているって事です。
これ、完全にレーシングカーです。
そして、『プロダクションカーとして初めて、前後アクスルのスタビライザーとコネクティグロッドにカーボンが使われています。』
カーボンのスタビライザーなんてレーシングカー以外で見た事ないです。
エンジン内のコンロッドもカーボン製。
さらにさらに、『フロントパネル、フロントフェンダー、ホイールアーチのエアアウトレット、スポーツデザイン エクステリアミラー上部、リアサイド エアアウトレット、リアのパーツ、およびインテリアのさまざまなコンポーネントにはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)が用いられています。固定式リアスポイラーはカーボンの編み目模様で仕上げられ、リアリッドに備わる2個のラムエアコレクターもカーボン製です。』
もうあらゆるところカーボンにしましたよって事ですよね。
GT3-RS譲りでルーフはマグネシウムだし、リヤとサイドガラスには軽量ガラスも採用。
マフラーは恐らくアクラポでチタン製です。
そして、フロントのボンネット上のNACAダクトはブレーキ冷却用だそうです。
空気抵抗を悪化させずに、ブレーキシステムのベンチレーションを効率よく行えるのだそうです。
その結果、『パワーウエイトレシオは2,85 kg/kW (2,1 kg/PS) を達成。』って事なので、700PSから換算すると車重1,470kgです。
これ、ターボ車としては物凄く軽いですよね。
ヴァイザッハパッケージだとさらに30kg軽いので、1,440kgって事ですね。
カーボン、マグネシウム、チタン、アルミなどなど軽量素材を多用した結果だと思いますが、材料フェチにとってはたまらない内容(笑)
この辺の技術は地味ではありますが、革命的な内容なので、今後他メーカーに影響を与えるのではないでしょうか・・・
でも足全部ピロとか、ほんと仕事を奪われてしまいました(汗)
逆にチタンのロールケージとかマグホイール、フロントフェンダーのカーボンアウトレット、カーボンスタビライザーなどなど純正パーツ流用で991GT3-RSのチューニングに使えるとか・・・この辺が面白いかもしれません。
うわさによると1000台限定で、すでに売り切れとの事。
なんか最近この手の話が多いポルシェ。
ほんとか? と思いますが、欲しい人は現金を握って早くポルシェセンターへ走った方が良さそうです(笑)
関連情報URL : http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-gt2-rs/