日々ポルシェをメンテさせて頂いてますが、時々個人的に懐かしく思うクルマも入ってきます。
今、車検整備で986ボクスターSをお預かりしているのですが、このクルマを見ていると、もう16年くらい前に2番目のデモカーで986ボクスターを所有していたので、その頃のことを思い出しますね~。
デモカーは2.5でしたが、こちらは3.2のS。
パワーのない2.5はマフラー換えたり、コンピュータ換えたり、軽量フライホイール装着したり、色々して回して楽しむエンジンにしててフィーリングは凄く楽しかったのですが、3.2はパワーがあるので速さではぜんぜんかなわなかったですね。
その頃からベーシックモデルとSでは明確にキャラクターの違いを付けていたと思います。
それにしてもこの頃の986は最近のポルシェに比べて小さくて、ライトウエイトスポーツ的な味が濃い1台です。
オーナーさんもこのクルマを長く所有されて、凄く綺麗な状態で乗られています。
オーナーさんの愛情が感じられる1台です。
987以降クルマとしての出来、そしてクオリティは確実にアップしていますが、軽快なハンドリングという意味では986が一番だと思います。
そういう意味では水冷第1号の986ボクスターも色あせない魅力に満ちた1台ですね。
今ではリーズナブルな価格で手に入るので、最初のポルシェを986で・・・というポルシェエントリーの1台として若い人に選んでもらいたい、そんなクルマです。
2017年07月08日