今日はゲンロク8月号の発売日です。
以前GT4デモカーのクローン製作を依頼されたことは少し書きましたが、その記事が出ています。
こちらは私がプロの横から撮影した写真(笑)
黒いボディ、精悍でカッコイイですよね~。
またアドバンTC-3の18インチが凄く似合う。
この時はデモカーはGT4クラブスポーツのホイールを履かせていました。
やっぱりTC-3の方が迫力が出ますね。
このクローン号、クローンと言っても、ブレーキと排気系は全く同じではありません。
ブレーキはフロントのキャリパーのみ交換して、リヤキャリパーはノーマルをそのまま使用。
そして前後ともローターはGIRODISCを使用しています。
デモカーの方はブレーキ系は前後ともGT4クラブスポーツからそのまま移植したPFCです。
PFCの方はレーシングカー用なので、走行中フローティングディスクの『カタカタ音』が常にしていて、気になる方には耳につくのですが、今回のクローン号の仕様ですと、そのような音も一切しません。
また価格もかなりリーズナブルなので、18インチ化する方法としては主流になるかもです。
排気系はIPEを使用しました。
EXマニホールドとマフラーの組み合わせです。
このクローン号、フジショートコースで小河諒選手にテストしてもらって、九州のオートポリスを想定したセットアップに仕上げて、納車させて頂きました。
最終的に小河選手がオートポリスを走行して、さらにセッティングを詰めましたが、その結果真夏のこの時期に
アドバン052:2分7秒4
アドバン050:2分5秒1
試しのHoosierセミスリック:2分3秒0
というタイムでした。
これって相当速いタイムのようです。
メインは050での走行で、052とHoosierの走行は数ラップ程度との事なので、各タイヤにセッティングを専用に詰めていけばさらに1秒位は縮むらしいです。
こう考えると、デモカーGT4も冬場なら050で富士スピードウェイを1分50秒が狙えそうです。
オーナーさんも先日のオートポリスのレースでGT3やGT2を相手に優勝されたそうで、クルマを作った身としては本当に嬉しいです。
私達も負けないようにデモカーのセットアップを煮詰めて、乗って楽しくタイムも出るクルマに仕上げていこうと思います。
『GT3が喰えるGT4』に仕上げますのでオーダーお待ちしております!!