今回991GT3にオーリンズサスを装着させていただきました。
991GT3用は本国スウェーデンにはTTXしかラインナップが無いので、日本のラボカロッツェリアさんがDFV（デュアル・フロー・バルブ）を持つHALタイプで開発したものです。
991GT3前期型のサスは、良くできてはいるんですが高速道路とか走っているとどうもフワ付くというか、収まりが悪いというか、スピード出すにはちょっと不安な部分があるのも確かで、その辺どうにかならないかな～と言う事で、オーリンズさんからデリバリーされるのがこのサスです。
DFVは低速域でのしなやかさと高速域での運動性能を両立するシステムで、完成した991GT3に乗ってみても、まさにその通りで非常に好印象でした。
これなら乗り心地も、ハンドリング、縦のトラクションも文句ないなという見事な出来です。
乗りご心地も良いし、普通ならオシリが出そうなコーナー出口の加速時のトラクションも凄くかかるし、コーナーリング中のフロントの接地感も凄くステアリングに伝わってきて、安心して踏めるアシになりました。
これに乗っちゃえば純正のPASM全然いらないです(笑)
ダンパーも前後とも25段階調整なので、サーキットで調整するのにも使えます。
フロント、リヤともヘルパースプリング入りです。
全長調整式なので、プリロードを変えずに車高調整できるので非常に便利です。
PASMキャンセラーも完璧に作動してます。
ダンパーの調整はフロントは倒立なので、ダンパーの下側にクリッカーがあります。
フロントはタイヤをフルロックまで切って、後ろ側から手を突っ込んで回します。
ちょっと面倒ですが、1度やれば慣れてしまうのであまり苦になりません。
リヤは室内に調整ノブをワイヤーで引っ張ってるので、簡単に回せます。
この新開発のサス、まだ値段は決まってませんが、比較的リーズナブルな設定になると思います。
その辺、また決まったらお知らせします！
オーリンズさんのサスもどんどん扱っていきますので、街中用、サーキット用、どちらもご相談ください。
関連情報URL : http://ohlins.czj.jp/auto/Technology/DFV.html