今日は今年最後のフジスピードウェイへ行ってきました。
991GT3-RSのテストです。
991GT3-Rのレース用ウイングを装着しているのですが、ダウンフォースはさすがに純正レーシングパーツだけあってたんまり出てるんですが、ちょっとサイズが大きすぎて抵抗にもなっているので、両端を100mmずつカットしてみました。
そして高さをルーフレベルまで下げ、ウイング位置を前方に・・・と暫定仕様ですが前回からイロイロとモディファイしています。
これで今日テストしてみて、最終仕様のウイングアップライトを製作していく感じです。
で、今日走ってみたら予想とは全然違い最高速が前回と同じくらい。
ほとんど速くならないのです。
そこで、ちょっと思いついたことをガムテープでちょこちょこっと造形したら、あら不思議、最高速が5km/h以上も速くなりました(笑)
何をしたかはちょっと言えないんですが、そんな事でそんなに変わるの? っていう内容。
やっぱり空力は奥が深い。
小さい事でも実験してみないとダメな事がよ~く分かりました。
F1チームがデカい風洞使って、スパコンでCFD使って解析しても実際テストしてみると結果が出ない・・・なんて事はざらなので、空力は難しいですね~。
ただ、このウイング純正に比べて巨大なのですが、その大きさに比べて最高速への影響はそれほど大きくないのです。
やっぱり多くの時間かけてテストした純正レーシングウイングは効率が最高に良いんですね。
それと、レース用ウイングだけあって角度調整が凄く微妙に出来るのもポイント。
一番おいしいアングルを見つけるのにこの微調整が効くので、ここも純正ウイングでは実現できない、かゆい所に手が届く的なメリットの一つです。
サスの方は、オーリンズのTTXはイニシャルセットで走った前回も凄く良くて、スプリングレートはいじる必要なく、減衰の微調整で行ける感じだったので、コーナー入口の弱オーバーステア対策に今回フロントのバンプの減衰を2クリック固めていきました。
そしたら、なかなか良くて50台以上の激混みの中、クリア全然取れない状況でお客さんがベストタイム更新。
クリア取れれば余裕で53秒入るので、ノーマルタイヤでもこのまま詰めていけばお客さんは52秒で走れる感じです。
基準となるプロが乗って、クルマのポテンシャルをフルに引き出せば49~48秒位がターゲットかなという感じ。
タイヤを良くすればもっと簡単にタイムは上がりますが、当分はノーマルタイヤで行って、色々セットアップを煮詰めて行く予定です。
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