718ケイマンGT4解剖 その2

ケイマンGT4のホイールコーティング作業の時にクルマをジャッキアップしてたので、この前見えなかったところもじっくり観察できました。

今回の進化のもっとも大きな部分が空力だとハッキリ分かりました。

フロントはブレーキもサスも特に変わっていない感じです。

スタビは調整穴3個で、これも同じ。

しかし、フロントリップ下のディンプルは一目で大きな違いとして分かります。

そしてフロントタイヤハウスの下側についているこのパーツ。

まるでF1のパーツみたい。

小さいスリットが入って、凝った形状です。

恐らく整流の意味とフロア下の不要な空気を外側に逃がして冷却もするのではないでしょうか。

サイドエアダクトも形状が薄くシャープになってました。

一番下の部分がABS樹脂で囲われて、小石が入らなくなってて良かったです(笑)

リヤもエンジンの下側は完全にカバーされて、ディフューザーが始まってます。

こちらはリヤタイヤハウスの下側についている空力パーツ。

装着の位置からすると直接ブレーキを冷却するのではなく、空気を抜いてあげるパーツのようです。

それで冷却も良くなるのかも。

このパーツもかなり凝ったデザインされてますね。

リヤのスタビは2個穴付きです。

排気系は通常の触媒に追加して、触媒より大きい、恐らくこれが噂のフィルター? と思われるものも装着されてます。

触媒がこちらです。

このフィルターらしきパーツ、かなり大きく重いので、これを外せば結構な軽量化になりそうですね(笑)

という感じで見てみると、やっぱり空力への力の入れようはハンパないです。

という事は前期は空力弱点だったのかな~

981GT4のデモカーのチューニングのこれからの方向性を考えさせられる内容でした。

2020年04月05日