御多分に洩れず、当社もコロナで色々な影響を受けてますが、一番大きかったのがPCCJ参戦。
2020年にジェントルマンドライバーのサポートとして、本格的に参戦する計画だったのですが、ちょうどシーズン開幕前の時点でコロナが始まって、結果としては参戦キャンセルとなってしまいました。
そのため、今年の参戦に向けてずっと準備とミーティングをしてきましたが、この度晴れて2台体制でPCCJアマクラスに参戦することになりました。
そして3月2日、3日にシーズン前の公式テストがフジスピードウェイで行われ、参加してきました。
今年は参戦台数が結構減ってしまって、全体で12台が参加でした。
コロナの影響はまだ続いてるので、仕方ないとは思いますが、ちょっと寂しい感じですね。
テストは両日とも1時間を2枠ずつ走行があり、その間にミーティングがあったり撮影があったり・・・盛りだくさんです。
初日は終日ウエットで、一時かなり酷い降りでした。
そんな中、両ドライバーも頑張ってくれてアマクラス1、2位でした。
そして、2日目は朝から快晴で富士山もハッキリ、クッキリ見えて、最高に綺麗です。
もちろんドライでスリックで思いっきり走れます。
このテスト、ドライバーの習熟も大切ですが、クルマのセットアップを詰めていくのも同時に行なっていきます。
特に今年からアマクラスのABSがマンタイ製にバージョンアップしたので、ブレーキパッドもマンタイが開発したPAGID製に変わってます。
まずはこの変更になったブレーキにドライバーが慣れていくところからスタートでした。
ブレーキが変わると細かいフィーリングも変わってくるので、タイヤの空気圧や車高やアライメント、空力のセッティングなど、ドライバーもクルマも速くなっていくように調整していきます。
そのためにはコースの各コーナーに行って、無線でドライビングのアドバイスを送ったり、各コーナーの走りをビデオ撮影して、それを走行後見ながらドライビングを調整していく・・・なんて事も行います。
この辺が当社のノウハウの見せ所でもあります。
ただ、この辺のことはレースだから特別ではなく、いつもの「サーキットへ行こう!」で行なっている事と基本的には同じ内容です。
こういう細かいことの積み重ねが0.1秒を縮めていく時には必要になってきます。
2日目も#62のKUMA選手は終始アマクラストップタイムを叩き出してたので、今年は成績の方も楽しみです。
#84のMasa TAGA選手はフジでの走行量がまだ少く、ドライでの走行に慣れる段階なので、思い通りに走れるにはもう少し時間がかかりそうです。
と、こんな2日間の公式テストを終えて、これからシーズンに突入していきます。
第1、2戦は岡山国際サーキットでスーパーGTのサポートレースとして開催されます。