先週の木曜夜から出発してPCCJ最終戦の舞台鈴鹿F1へ行ってきました。
これがPCCJ用のパスです。
F1前座だけは写真入りのICチップ入り。
このパスを受け取った時は、レースに向けて気持ちも上がっていたのですが・・・
その後は、皆さんもご存知のように、台風の影響で日程はまったく予想付かないものになり、すべての予定を変更して対応していくことに。
どんなだったかと言うと・・・
まず、鈴鹿に到着。
すでにメカニックは水曜から準備をしてくれていまして、クルマは完璧にメンテされて走れる状態です。
PCCJ村はこんな感じで仮設テントでメンテをしています。
もちろん、スタッフ用のホスピタリティも用意していただいて食事をしたり、F1の放送をモニターで見たりもできます。
年間表彰もホスピタリティでやりました。
F1前座レースなんて、F1見放題で良いね~なんてよく言われますが、PCCJテント付近からはS字を行くマシンが一瞬見えるだけで、すぐ横を走っている音だけ聞こえて、実は全然見えません。
これだけ(笑)
しかし、そんな間近のF1を少し楽しめる雰囲気もここまで。
金曜の朝から、ホスピタリティでドライバーとチームマネージャが何度となく集まって、台風によるスケジュールの変更について説明を受けました。
金曜の朝の時点では、土曜日はフルスケジュールをキャンセルして、予選は無し。
その代り金曜のプラクティスのタイム結果がスターティンググリッド順になり、決勝は日曜の午前中にやる方向でした。
しかし、それには土曜日の台風をやり過ごすために、全チームが車両も機材も一度トラックへ戻し、近くのトンネルへ避難させ、日曜の朝になってから再度車両と機材をトラックから下ろし、準備をして決勝を行う必要があります。
土曜日には台風対策で仮設テントは骨組みだけにして、天幕や横幕は外すという事なので、さらにテントの設営もしなければならない事になります。
しかし、同じく台風で土曜日のスケジュールが全部キャンセルになるF1は日曜の朝に予選が行われることになったので、スタッフやドライバーの安全を確保しつつ、PCCJの決勝やるのは無理がある・・・
となって、最終的に決勝はキャンセルとなりました。
FOMやPCCJの関係者の皆さんがどうにか出来ないか? と、一生懸命協議を進めてくれたのは、本当にありがたい事でしたが、今回の規模の台風ではどうにもならない事だったのだと思います。
という事で、金曜のプラクティスは順位には関係ないことになったのですが、折角F1に来てるんだからF1の走った後の路面の状況なども感じ取っておこうという事で、ドライバーは一生懸命走ってくれました。
F1の時はコースインはこんな感じで並んでから、1台ずつピットロードに入っていきます。
ピットロードもF1仕様。
スタッフはタイヤとか工具をゴロゴロ押してピットエリアへ。
私たちはウィリアムの前。
2つ隣はトロロッソだったので、偵察に(笑)
タイミングモニターもトロロッソの所のを見させてもらいました。
ウィリアムズのすぐ上は表彰台です。
しかし、この位置関係・・・残酷だな~(笑)
貴重な走行写真。
ドライバーには思いっきり大観衆の前でレースさせてあげたかったな~。
この悔しさは来年に燃焼してもらいましょう!
という事で、不完全燃焼感はハンパないですが、フリープラクティスの終了後は車両と機材を撤収して、ホテルもキャンセルして帰路に就くことになりました。
鈴鹿サーキット周辺のF1渋滞にはまりながら、会社に帰り着いたのは、雨が降り始めた土曜日の午前2時頃でした。
土曜日は関東に台風の直撃が予想されたので、スタッフの安全やお客さんの安全も考えて、お店は臨時休業にさせて頂いたので、私も自宅で台風をやり過ごそうと思って、ゆっくり寝てたのですが、起きてみると、会社周辺の都筑区池辺町周辺は鶴見川の氾濫の可能性があり警報が出ているのを確認。
鶴見川が氾濫したら会社は壊滅状態になるし、お客さんのクルマも水没の危険があるので、昼過ぎから鶴見川の水位を確認に行きました。
すると、写真のような状況。
台風が本格的になる前にこの状況だと、もしかしたら氾濫するかも・・・
と思い、行動開始。
お預かりしている自走できる車両7台を近くの屋根付き立体駐車場の3階へ避難。
そして、会社内のパソコンやテスター、そしてフィルムの在庫なども高いところへ移動。
などなど、出来ることはやっておこうと半日かけて対策しました。
鈴鹿用に買っておいたレインウエアがこの時に活躍するとは・・・(笑)
その後は、しばらく会社で様子を見てたのですが、あとは運を天に任せるしかないと思い、自宅へ帰り会社周辺の警報とライブカメラとにらめっこ。
日曜の朝、会社についてみると、鶴見川はギリギリで頑張ってくれて、氾濫する事もなく、会社の方も被害が出ずにすみました。
心配して連絡を頂いた方やFacebookにコメントを頂いた方など、本当にありがとうございました。
今日も普通に営業できたのは幸運以外の何物でもないと改めて考えさせられました。
同業者の方には在庫車両が水に浸かってしまったなどの情報も聞いています。
被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
私達には被害が無かった分、義援金や募金などにこれから協力させて頂こうと思います。