サーキット派の人たちはこれから2月くらいまでが、ベストタイムが期待できるシーズンです。
エンジンも一番パワーが出るし、タイヤもオーバーヒートしないでグリップする季節の到来です。
そこで、心配になるのがブレーキです。
よりスピードが出るようになるので、ブレーキも負担が増すことになります。
ブレーキのメンテナンスには皆さん気を使ってください!!
特にPCCBは万能のブレーキだと思われている感じなので、あまり劣化に気付かない人もいるので、要注意です。
確かに街中では理想的なブレーキで、強烈に止まる、耐久性もピカイチ、ダストも出ない・・・と良いことが多いですが、ブレーキに負担のかかるサーキット、特にフジスピードウェイとかツインリンクモテギや筑波サーキットなどでは、思ったほど持ちません。
PCCBローターが寿命になると1セットで国産ミドルクラスセダンが買えちゃうくらいなので、寿命を迎える前に予備的にスチールへの交換をおススメしてます。
PCCBが寿命間近な兆候は、このようにローターの中に直径15mmくらいの他とは違う模様のマークが出てくることです。
これが、もう交換時期ですよという印。
このローターは円周上に線も入ってるので、もう寿命ですが、こうなる前に交換してPCCBを温存しておいた方が、リセールの時に有利に働くと思います。
当社で扱っているGIRODISCにはPCCB互換ローターが結構ラインナップあるので、そのローターとスチールブレーキ専用のブレーキパッドの組み合わせで交換をおススメしてます。
PCCB互換ローターの用意があるのは
・991GT3系
・981GT4、ボクスタースパイダー系
・991前後期カレラ系
・718ボクスター、ケイマン系
・981ボクスター、ケイマン系
・997GT2、GT3、ターボ系
・997前後期カレラ系
・996GT2、GT3、ターボ系
・987ボクスター、ケイマン系
と、ほとんどのPCCBをカバーしています。
スチール化はコスト面で有利ですが、もう一つのメリットはコーナーアプローチの時のブレーキングのコントロール性です。
PCCBは感じとしてはゼロか100かみたいに、中間が無い感じで効くので、ジワジワっとブレーキをリリースしていきたい時には、コントロール性がイマイチなんです。
そこはスチールローターと専用ブレーキパッドなら、凄くコントロールしやすいので、ブレーキとステアリングでクルマの向きを変えていくのが容易になります。
ブレーキパッドもプロジェクトミュー、パジット、PFCなどありますので、PCCBがそろそろヤバい!という方は是非スチール化をご検討ください。
関連情報URL : http://www.girodisc.jp/porsche.pdf