992GT3解剖

並行輸入した992GT3のほうは、無事に登録を終えて、お客様に先日納車させて頂きました。

その納車前の整備の時にリフトに上げたので、細かく観察できました。

それで分かったのは、992GT3のハイライトはフロントのダブルウィッシュボーンサスと空力の進化の2つと言うことです。

ダブルウィッシュボーンサスはフロントフェンダー内の形式が今まで違ってきます。

上側にAアームがあって、これがダブルウィッシュボーンの証拠です。

フロント周りの空力パーツも991からだいぶ増えてます。

フロントフェンダー前のスプリッターも長さを調整できるようになってます。

これでタイヤハウス内に入る空気をコントロールしてブレーキ温度の管理にも使えますね。

フロント周りだけでこんなに沢山フィンが装着されてます。

ブレーキ冷却用フィンも含めて、フロントからリヤに流れる空気の流れをコントロールしてタイヤハウス内の乱れた空気はボディ横方向へ排出する感じです。

ボディの真ん中のフラットな部分を流れる空気はなるべく綺麗にリヤのディフューザーへ流していく・・・と言うのが良く分かります。

リヤ周りも同じくフィンが多数装着されていいますね。

ただ、フロントほどではないです。

とにかく、よく考えられてて感心します。

ただ、ボディ下をどこかに当てないように、特に駐車場で輪止めにディフューザーを当てないように注意しないといけないですね。

2月20日の走行会にご参加いただく予定なので、初めての走りどうなるか興味津々です。

2022年01月29日