サスペンションアームのピロ化

ちょっと前の作業ですが、981ケイマンSのサスペンションパーツをピロ化しました。

交換したのは前後ロアコントロールアーム、リヤトーコントールアーム、フロントタイロッドになります。

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なぜピロ化するかと言うと、ノーマルはアームの取り付け部にはゴム製のブッシュが使用されていて、当然大きなコーナリングの力が加わるとたわみます。

そのたわみが悪さして、タイヤの接地が不安定になるのです。

それがそのまま操縦性の不安定さに繋がってきます。
そのため、サーキットを走る方にはピロ化をお勧めします。

オーナーさんには、交換後12月のサーキットへ行こう!に参加していただき、初走行して頂きました。

走行後にはオーナーさんから「全然違う!」「ステアリングがシャープ」「安心して踏める」とのコメントでした。

あまりに変わったので2wayのダンパーのセッティングも根本的にやり直さないといけなくなるほどです。
効果は早速タイムにも現れて、40台以上走行する混んだ中でもベストタイムを更新するほどでした。
セッティングを合わせて、冬のベストタイムの出る季節にクリアラップが取れれば53〜54秒台が狙える感じです。
たぶんノーマルで乗っている方はそれに慣れているので、なかなか実感できないと思いますが、このくらい差が出てきます。

少し予算は掛かりますが、その分の効果もハッキリしているパーツなので、コスパは悪くないんじゃないかと思います。

991後期GT3-RSとか992GT3などは純正でもカップと同じようにピロ化されて来ているので、その効果はポルシェもお墨付きを与えているようなものなので、サーキットはの方は是非検討してみてください。

2021年12月15日